元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第427回
元気で延命! ガン養生

いよいよ寒い季節がやってきました。
寒暖の差が激しかったり、
凍てつくような雨が降ったりすると、
必ず、体調を崩す人が増えてきます。

「免疫革命」の著者、安保徹教授の説ではありませんが、
どうも人間の体は低気圧が近づくと、
自律神経が副交感神経支配となり、
白血球のリンパ球が下がって、
免疫力を失い、元気がなくなるようです。
とくにガン患者はこうした時期は、
傷口や患部が痛んだりしますから、
恥ずかしがったり、いきがったりしないで、
爺シャツでも、婆パンツでもはきましょう。
面倒がらずに体を温めるようにしてください。

僕は、放射線被曝の後遺症が、
多少、骨や筋肉に残っていますから、
「ホカホカ携帯カイロ」は手放せません。
夏と言えども、電車やタクシー、
さらにホテルやデパートのなかは冷房で
冷え冷えとしていますから、
体を冷やすことは要注意なのです。
ガンは手術や抗ガン剤を打てば完治だ、などと、
普通の「オデキ」のように軽く考えてはなりません。

日頃からの体の体調操作が大切なのです。
先日も、抗ガン剤をやっている肺ガンの患者さんが、
首のリンパに転移したのではないかと心配して来ましたが、
結果は検査で分かることで、
ともかくハイカラーのシャツを着るとか、
スカーフを巻くとか、
体を寒さに晒さないことがガンに克つ秘訣ですと、
アドバイスしました。

マクロビオティックの手当法には、
梅醤番茶やブラックジンガ―といった飲み物で
体の内側から温める、
またはビワの葉温灸やゆたんぽなどで体の外側から温める――
こうした養生法があります。
昔「おばあちゃんの知恵」として
教えられたことが、馬鹿馬鹿しいようで、
最も大切な養生のヒケツなのです。
大半の人が手術と薬と検査さえ受ければ、
「ガンが治る」と盲信していますが、
5年、10年と元気で延命している患者は
大抵が、日頃の養生が上手い人なのです。


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2003年10月28日(火)

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