元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第438回
なぜ女性に「安保教授ファン」が多いのか?

来年の1月、スローヘルス懇親会の講師に、
話題の免疫学の権威・安保徹教授をお招きするのですが、
まだ、本を読んでいない人、
また「なぜ免疫を高めると病気が治癒されるのか?」
この謎について知りたい人のために、
10月28日に講演されたサワリの部分を紹介したと思います。
演題は
「免疫からとらえた慢性疾患と癌の治療
 そして鍼灸とのかかわり」
 〜免疫はあなたを癌から守る〜
というものでした。

「免疫学の仕組み」というと、
やれ、抗原がどうの、抗体がどうの、
マクロファージが細菌を食うだのといった、
専門用語だらけの解説で、
素人は聞いていて辟易とするモノです。
しかし、安保教授の話は分かりやすい。
「低気圧が来ると誰でも気力が失せて、
 クヨクヨしたり落ち込むものです」
「元気を出すには食べたり笑ったりして、
 ストレスをなくせばよろしい」

イライラとクヨクヨの気分=人間の精神世界を支配する
自律神経の働きを知って、
さらに、ストレスとリラックスの白血球の働きを知って、
うまくバランスを図る――
ズバリ、あなたの生活の仕方、生き方を変えていけば、
「ガンも恐るるに足らず」というのです。

どうです? 面白いでしょ。
自律神経と白血球の働きを
一人一人の体の変調からやさしく謎解きするので、
とくに不定愁訴に悩む女性にファンが増えているのだと思います。

ガンもそうですが、
「命の謎」「精神の謎」といった話になると、
すぐに超常現象とか宗教まがいの世界にすりかえて、
結局、すべて神仏、他人任せにする人がいますが、
安保理論はまさに
『自律=自立のすすめ』を説く処世学でもあるわけです。
いま自分が感じている「体の変調」「命の仕組み」から、
治療や心、処世のあり方まで、
つまり「命丸ごとを科学する」ことになりますから、
安保理論は面白いわけです。ここがキモです。

いつもリウマチで手の炎症に悩んでいる、
うちのカミサンなども「よくわかる、よくわかる」と、
フムフムと頷いては
すっかり“安保ファン”になっているわけです。

女性ファンのサイン攻めに会う安保徹教授

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