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         第473回 
          岩手・東山の「すんしょ餅」 
        12月11日のスローヘルス懇親会で、 
          参加者に配ったクリスマスプレゼントの自然食材の数々を 
          紹介しましょう。 
          どれもこれも、体に優しい逸品です。 
        「すんしょ餅」という玄米餅を知っていますか? 
          伸びも歯切れもよく、食べやすいのが特徴ですが、 
          消化吸収に優れており、 
          わが家では正月のお雑煮にいれて重宝しています。 
          玄米ご飯が苦手の客も美味しい美味しいと喜んでくれます。 
          ちなみに「すんしょ餅」の「すんしょ」とは、 
          「しんしょ・すんしょ(身上=財産)持ち」にかけて 
          命名されたそうですから、 
          きっと、福を呼び込むお目出度いお餅なのでしょう? 
        すんしょ餅を送ってくれたのは、 
          この製品の発案者で、 
          「ガンは食べて治す」の共著者・岩手東山の鈴木博子さんです。 
          その特徴や曰く因縁を聞いて見ました。 
        「すんしょ餅=玄米餅には『こがね米』 
          という品種が使われています。 
          完全無農薬ではありませんが、 
          通常の数分の1という程度の使用量です。 
          5年前に、産直センターひがしやま『季節館』 
          という産直ネットワークを農家のかたたちと立ち上げ、 
          地元の農作物を全国の消費者に 
          新鮮で安く提供しようと始めたのですが、 
          このお餅も人気の自然食材のひとつです。 
        設立当初、『東山手づくり伝承の会』のメンバーが、 
          饅頭やだんご、お餅などを作って店頭に並べていました。 
          鈴木森男さんという有機農法家が責任者で、 
          すんしょ餅はこの方が苦労して編み出したものです。 
          栃木まで、あちこちのお餅やさんを食べ歩いて、 
          どんな餅がおいしいか研究したそうです。 
          すんしょ餅の白いお餅も伸びが良い割りに 
          結構歯切れが良く、 
          歯やのどにくっ付かずに 
          食べる事ができますが、 
          玄米餅もそのように作りたいと、 
          何度も試作したようです」 
        なるほど。 
          心優しい有機農法家の自然を愛する想いが 
          お餅の中に込められている―― 
          それが美味しさの一つの理由かも知れませんね。 
        ちなみに、すんしょ餅は鈴木博子さんの経営する 
          自然食材通販の「マグノリア」で求めることができます。 
          連絡先はTEL:0191-47-2368です。 
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