元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第498回
「こうすれば50歳から病気知らず」

人生後半生を如何に生きるべきか?
ことしは如何にいきいきはつらつと過ごすべきか?
近刊「こうすれば50歳から病気知らず」(廣済堂出版)で、
僕が提案するさわりの続きです。

「ある著名な医師がテレビで
『日本の保険医療制度が世界に冠たる長寿社会を作り上げた』
 と自負しておりましたが、
 なにが長寿謳歌だ、長寿難病時代じゃないか
 と嘆きたくなるのが現実でしょう。
 長い長い後半生はまさに命あってのモノダネです。
 もはやサラリーマンも家族も処世術を180度、
 ガラリと変えて、ライフスタイルを丸ごと若返らせる、
 アンチエージングな養生を図る時代となりました。

 えー? 忙しくて、
 とてもガンやボケのことなど心配しておれないよ、
 養生なんてトンでもない…とあきらめたり、
 キレている場合ではありません。
 ずばり、本書は
 『ガン病棟脱走』『ボケ母介護』『キレ脱サラ』
 といった「50歳からの中高年3重苦」を闘いぬいてきた筆者の
 ちょっと風変わりな告白記ですが、
 それを乗り越えるための処世術を100話にまとめた
 「50歳からの若返り養生訓」であります。
 文中、50歳からの若返りのキーワードとして
 「スローヘルス」養生法のすすめを提案しております。

 ちなみにスローヘルスとは
 スウェ―デンの植物学者・リンネの「自然は飛躍せず」
 (Natura non facit saltum)=
 自然はゆっくり、ゆったり、しなやかに変わるものだという
 金言にちなんで命名した処世造語です。
 また山本周五郎の長編小説「ながい坂」
 主人公がしみじみと語る
 『人間の一生は長い、一足とびに登るより、
 一歩々々を大切にせよ』といった述懐に
 共通する処世術でもあります。
 長寿難病社会を元気で長生きするためには
 以下の「スローヘルスの3原則」を心得ましょう。

 長寿難病時代には衣食住より
 「医」「食」「財」の大養生に備えよ――
 逆発想1・医養生のすすめ―― 50歳からは“養生が一番”
 逆発想2・食養生のすすめ―― 50歳からは“薬より食事”
 逆発想3・財養生のすすめ―― 50歳からは“若さに投資”」


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