元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第499回
「元気で長生き」も芸のうち

邱永漢さんの30年前の名著に
「悪い世の中を生きる知恵」がありますが、
どうやら、ことしもロクな年ではありません。
税収予算40兆円の政府が、
赤字40兆円の道路公団を助けたり、
一兆円を投じて倒産まがいの銀行を支援する――
おまけに「平和国債」などの美名に隠れて、
“海外派兵”支援の個人国債まで出かねない様相です。
昔、紙くずになった「戦争国債」の二の舞などご免ですね。

それはともあれ、
小学生でも分かるような辻褄の合わない、
鍋の底が割れたような「悪い政治」がはじまります。
ではそのツケはというと、年金は減る、
医療費負担は増える、おまけに消費税増税などが
一人一人の肩にずっしりとのしかかってくるはずです。
というわけで、
ますます、わが身の「健康が宝」の時代となってきました――
賢明なるHIQの読者なら、もちろん先を読んで
「元気で長生き」の人生再設計の工夫を
いろいろ凝らしていることでしょう。

しかし、ただ、健康法を励行すればよい
というわけではありません。
先立つものは金であり、相手にすべきは
ドクハラまがいの医師である――これが現実ですね。
というわけで、もう少し、
近刊「こうすれば50歳から病気知らず」
(廣済堂出版)で書き下ろした提案を続けます。

「これまでひた走りになしてきた
 クイック、スピード、ファーストといった
 性急な処世術を180度転換しましょう。
 人生折り返し点からの後半生をいかにゆったりと過ごすか?
 己自身をしなやかに掴むか? 
 いまや『元気で長生き』が芸のうちなのです。

 医療費、保険料負担が増える一方で、
 イザというときに個人が受け取れる年金などは
 激減してくるからです。
 健康、生甲斐、仕事、家族、お金――
 まだまだ何が起こっても不思議はありません。
 転ばぬ先の杖として、
 いや、転んでもしなやかに起き上がる知恵袋として、
 この3つのスローヘルス養生訓を思い出してください
 1・医養生のすすめ―― 50歳からは“養生が一番”
 2・食養生のすすめ―― 50歳からは“薬より食事”
 3・財養生のすすめ―― 50歳からは“若さに投資”」

近刊「こうすれば50歳から病気知らず」(廣済堂出版)は
1月20日ころから全国発売されますが、
近々、サイン本プレゼントもこのコーナーで行いますので、
もう少しお待ち下さい。


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