元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第506回
ガン治療=田園まさに荒れんとす

今年開設された、
本格的な癒しの診療所・
「帯津三敬塾クリニック」の話の続きです。

帯津医師はことしの賀状に
中国の詩人の陶淵明の詩を引用して
「帰りなんいざ 田園まさにに荒れんとす 
なんぞ帰らざる」と書いておられますが、
ことしこそ命の原点に戻ろう、
患者本位の治療に戻ろう、
生命エネルギーを高める診療所、
つまり、これまでの西洋医学一辺倒の医学ではなしえない、
命の出会いの場、生命場を作ろう、
と決意し、新しいクリニックを開いたようです。

ところが現実はどうでしょうか?
いまのガンを巡る「切る、叩く、焼く」といった
ダメージの大きい治療システムが常識とされ、
さらに惨い医療ミスが続発しています。
まさに「田園まさに荒れんとす」というのが実情でしょう。

新聞を開ければ、
年初から相変わらず、
大学病院の手術ミスのニュースがあとをたちません。
また、抗ガン剤治験薬の開発情報も
いかにもばら色の特効薬のように騒がれますが、
長患いの患者たちにとってみれば、
ウソで塗り固められたようにしか思えない――
それが現実ではないでしょうか?
心身に大きなダメージを与える手術や化学薬の多用に、
もう、多くの患者や家族が
「いい加減ににしてくれ」
「なんとかならないのか」と心の底で
叫んでいるのではないでしょうか?

「いまの日本の治療体制の制約の中で、
ちまちまと治療を続けていく事が
少しわずらわしくなったこともあり、
自由診療も含めて、
よりおおらかな医学の確立を
目指していきたいと思います」
帯津医師はこうも挨拶されていました。

この長寿難病時代には、
多くの患者、いや心ある医師たちも、
手術漬け、薬漬け、検査漬けの治療システムの限界に
気が付いているはずです。
無謀なノルマ治療から本来の命の治療へ!
帯津医師が新たに開いた『命の出会いの場』が、
患者本位の治療を回復するメッカとなることを期待しています。

ちなみに「帯津三敬塾クリニック」の問い合わせは以下です。
TEL:03-5984-1080
場所はJR池袋駅西口、メトロポリタンホテル地下1階です。


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