| 第543回癌痔爺のバレンタインデー
 ガン友だちの長崎の“蝶々”さんからのバレンタインの贈物は、
 開けてびっくり、
 クルミくらい小さい、丸い容器に入っている
 漢方薬の練薬が4個出てきたのです。
 蝶々さんは文書にユーモアのある人ですから、「蝶々さん」「癌爺」といって、
 ときどき冗談メールを交換して、
 お互いに励まし合っている仲間ですが、
 じつは、まえに蝶々さんが懇意にしている、
 早川さんという漢方薬局の先生がいまして、
 ここで調合する漢方薬がガンの回復によいといって
 メールを貰ったことがあったのです。
 どうも、蝶々さんは子宮頚ガンの術後を、玄米菜食や呼吸法でクリアしているのですが、
 もうひとつ、ここの練薬をおヘソに塗っているというのです。
 このヘソ療法、なかなか相性がよいそうなのです。
 僕はそのころ、東京にも寒波が襲ってきていて、ちょうど、昔、悪性の痔を手術した後が、
 腫れて気持ちが悪いときでしたので、
 「蝶々さんへ
 じつは癌爺は、癌痔爺でもあるのです。
 そのヘソ薬、痔にも効きますか?」
 とメールを送ったことを
 覚えていてくれたのですね。
 そして“ドクター早川”に
 痔ケツの練薬を特注してくれたのです。
 メールが来ました「癌痔爺さんへ
 こんばんわ、
 早川薬局のお薬、郵送致しました。
 楽しみにしておいてください。(^_-)
 痔の薬は「湿疹」と書いた容器に入った練薬です
 私はこれを火傷用にもらっています。
 きっと痛みを伴うもの用でしょう。
 ちなみに同じ湿疹の軟膏でも
 痒みだけの軽度用から、
 ヘルペスなんか重度用までいろいろとあるんです。 蝶々」
 う〜ん、うん。こちらはガン病棟以来、座薬のアナ攻め療法には
 手慣れておりますから、
 早速、お風呂上りにしっかりと塗り込んで見ました。
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