元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第550回
ヒマラヤの王国を訪ねる旅

チベット医学について
数回に渡って紹介してきましたが、
チベット医学って、
現代人が忘れかけている自然との共存――
大きな生命の流れについて思い起させるものを
たくさん秘めていると思います。

東洋思想と言うとすぐに、
瞑想だ、ヒーリングだ、癒しだと
占いやお呪いの世界と
勘違いする人が多いようですが、
チベットの医師たちは
「からだ・こころ・いのち」を見つめ、
また西洋医学との共存も視野に入れて、
心身丸ごと「命の救済する」ことを
真剣に考えているのだと思いました。

ところで、チベット医学は、
いまでは、ダライラマ法王のいるインドのダラムサラや、
チベットのラサでも医学校が復興されていますが、
以前に比べて衰退は激しいようです。
ネパールでも、
(1)医師が少ない
(2)薬草が乱獲された
(3)保健所や保健婦が少ない
といった難問を抱え、
ヒマラヤの小さな王国・ムスタンの名医・ギャツオさんや
協力者の飯田泰也さんたちは、
国際的なプロジェクトチームやNGOを作って、
こうしたセミナーや国際会議を催し、
チベット医学の復興を訴えているわけです。

もし、興味を抱いたり、支援をしたいと思う人がいたら、
「名医・ギャツオさんのチベット医学セミナー」が、
また年内にも開催されるでしょうから、
参加して見てください。
さらに
「風の砂の王国ムスタンキャラバントレック19日間(20日間)」
といった旅行企画も
この夏・秋にありますから、
ヒマラヤの王国に行ってみたいと
冒険心の湧いてきた人は
「風の旅行社」のホームページも参考にどうぞ。


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