元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第589回
“まんじゅう蒸し温泉”って何?

ガン養生には、
心ある医師に巡り合うことが大切ですが、
もうひとつ大切なのは、
陽気なガン友だちをたくさんつくることです。
ガンは陰性ですから、
明るい心、陽気な患者を嫌います。

僕は、このゴールデンウイークに
ガン養生でも有名な秋田の玉川温泉に行きますが、
この仲間が元気で長生きの手本のような先輩たちたちなのです。
リーダーはこのコラムによく登場する、
知性アイデアセンターの小石原昭さん(77)で、
この人は「養生の合間に仕事」をこなす健康上手の達人です。
仲間は同級生の俳優の内藤武敏さん、
80歳を超えて健脚を誇る大成建設相談役の佐古一さん。

とにかく、年1回、このラジウム温泉で
ノンビリ過ごす温泉養生が
元気長寿の秘密になっているわけです。
ここは酸性度が強いので有名ですが、
肌を指すような効用が刺激にもなるのでしょう。
ガンばかりか、骨折治療やリウマチの患者も
たくさん逗留しております。
やはり前に紹介した大腸ガンを切らずに治した
元日航幹部の加藤武彦さんもこの温泉の愛用者でした。

温泉の蒸気で芋や卵を茹でたり、
温かい岩盤にゴザを敷いて寝転がったり、
日々、冗談話に花を咲かせる――
こうした自然のエネルギーの中にゆったりと身を浸し、
心の底から大笑いをする――
これが、屎尿や消毒液の漂うカガン病棟に長居をするより、
余程、マシな治療法だと思います。

明るいガン仲間といえば、
長崎の“蝶々さん”と、
イベント・プロデューサーのOさんの女性コンビも、
とても子宮ガンの手術と抗ガン剤で
唸っていたとは思えないほど
元気に回復中の明るい二人です。
それこそ「養生の合間に仕事」をこなす。
いや「ガン養生を楽しんでいる」
そうした行動力が、
回復力までメキメキ増しているように思えるのです。

先月、
「長崎の“まんじゅう蒸し温泉”で楽しんできま〜す」
というメールを貰いましたが、
はて、“まんじゅう蒸し温泉”ってどこなのか?
あなたは知っていますか?


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