元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第596回
肺ガンを切らずに克服

「肺ガン切らずに克服した」原田廉平さん(55)が、
先日、テレビに出演した話の続きです。

原田さんが発病し、
ある総合病陰に駆け込んだのは
2003年1月で、
内視鏡検査の結果、
肺胞上皮ガンという、
肺炎症状を起す珍しい肺ガンだったそうです。
また、つぎに診断を受けた大学病院でも同じ結果で、
「もう、治療の手だてがない」と、
あと半年の余命をほのめかされたわけです。

ところが、人生はわかりませんね。
なんとか助かる道はないか?
奥さんとの共同作業で医師探し、
治療選びに奔走するなかで、
奥さんが見つけてきたのが、
土屋繁裕医師の経営するキャンサーフリートピアの、
ガン相談診療所の案内チラシだったのです。

土屋医師の治療法については、
このコラムでも何度も紹介していますが、
その方針は、ガンといわれても、
慌てて手術をしたり、大量の抗ガン剤を浴びることはない、
ガン宣告即=死ではないから、
じっくり治療計画を練るべきだと言う考え方です。
複数の医師の門を叩いて努力すれば、
必ず、自分の症状や個性にあった
治療法に巡り合うことが出来る――
だから、希望を持って治療養生に励みましょうと、
1時間でも、2時間でも、
患者と話し合って、
適切な治療法を探し出してくれるのです。

というわけで、原田さんは、
東京から、毎週1回、
福島・郡山の土屋病院に通い、
分子標的治療薬の抗ガン剤・イレッサによる
少量投与法を受けたわけです。
結果、咳も痰も納まり、
劇的に肺ガンの影が縮小して、
こうして、テレビに出演して、
さわやかな顔で快癒の喜びを語り、
そして、全国の患者に
生きる希望の力強いメッセージを送ることが出来たわけです。
人間、努力すれば命を掴むことができるのですね。


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