元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第597回
「自学自習」で命を拾う

全国のガン患者にテレビを通じて、
生きる希望の力強いメッセージを送った、
原田廉平さん(55)の話をもう少し続けます。

僕はよく
「ガンを治すには養生第1、
 仕事は第2にしたほうがよい」と、
皆さんに奨めていますが、
原田さんは生活バランスのとり方が上手い人で、
仕事もこなしながら、
養生にもじつに熱心なのです。
土屋医師の治療のほかにも、
アガリクスや天仙液といった健康食品、
漢方生薬も試したり、
もちろん、毎日の玄米菜食による、
ガンに負けない体質作りも怠りません。

奥さんは学校の先生をしておられるので、
いま、原田さんは東京で単身赴任となり、
男一人が玄米菜食を続けるのは至難のワザなのですが、
奥さんやお姉さんが炊いてくれる玄米ご飯を
ラップで包んで冷凍庫に1週間分保存し、
食べるたびに解凍して、
いろいろオカズの煮付けも工夫して続けているそうです。
これまた、食養の指導は、
岩手・盛岡のマクロビオティック食養指導者の
山村慎一郎さんに
メールや電話で相談する努力を惜しみません。

とにかく、ガンに克つには、
心ある医師や指導者を探し出して頼るだけでなく、
自分で日々、研鑚を積み重ねる。
この「自学自習」の努力が大切です。
あきらめない、慌てない、焦らない
これが命を拾う患者の賢い心得ですが、
まさに原田さんが命拾いできたのは、
こうした家族と協力あっての
養生努力の賜物ではないか?
僕はいつも感心して嬉しく思っているわけです。


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