元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第603回
中国株「忘れた頃に夢が実現」

拙著「中国株で大成金になる〈次の一手〉」に寄せられた
読者のメールの続きです。
中長期に株を保有していれば
やがて、2倍、3倍、5倍に夢がかえってくるはずだが、
中国の成長は本当に大丈夫か?
という質問です。

「本に書いてあるように、
 2007年の金融自由化、
 2008年の北京五輪くらいまでは、
 中国の成長は大丈夫ですよね。
 それまで、中国株を保有していれば、
 さらに2倍、3倍とあがるはずですよね」

うん。中国株を始めて1年という初心者のわりには、
よく勉強している人ですね。
僕は、2001年のB株急騰、
2003年のH株急騰の経験からしても、
また、30年前、40年前の
日本の経済成長の歩みから推定しても、
以下のように考えてメールを返しておきました。

「まだまだ、成長途上の中国株は
 「果報は寝て待て」「桃栗3年、柿8年」
 といったの処世格言が通用する世界です。
 まあ、柿8年までは長すぎて待てないよ、
 という向きでも、
 3年くらいの中長期スタンスで我慢すれば、
 もう1度、2倍騰、3倍騰のチャンスに遭遇するはずです。
 しかし、どうしてもイライラして
 我慢のならないという人はどうするか? 
 筆者はこう応えています。
 『どうしても心配で夜の寝られないというのなら、
  2倍、3倍と上がったら、
  投資した元金分は売って、
  残りを、また2年、3年とほうっておきましょう』と。
 これくらい、じっくりゆっくり、
 中長期のお金の流れをしっかり掴んで、
 余裕の資金をつぎ込んでおけば、
 忘れた頃に「夢が実現する」――
 そうした株が中国株の一面なのです」

もちろん、現地の中国人投資家は日々激しく、
デイトレードを繰り返します。
また、バクチのようにボロ株にも
お金をつぎ込む傾向もあります。
しかし、情報も少なく、
いろいろな手数料が掛かる日本人投資家は
真似してはなりません。
中国成長市場の“上昇夢運”を買うことが、
これからしばらくの投資スタンスとして
まだ正解だと、僕は考えているわけです。


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