元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第611回
安保理論が人気になる理由

友だちのような語り口で、
難しいガンの仕組みや対処法について、
やさしく解説してくれた、
疫学の権威・安保徹教授の理論は、
これまでのガンの常識を覆す画期的なものでしょう。

おさらいとなりますが、
「人間の精神世界、つまり思考の世界を
 支配下におく自律神経には、
 二つの働きがあることを知っておこう」
という理論です。

「自律神経の一つはストレス(興奮)をもたらす『交感神経』、
 もう一つはリラックス(落着き)をもたらす『副交感神経』。
 交換神経はエネルギーを放出し、やる気を起させる。
 副交感神経はリラックスしたエネルギーを溜める。
 交換神経はアドレナリンもしくは
 ノルアドレナリンを分泌して興奮させ、
 副交感神経はアセチルコリン、
 プロスタグランディンを出して
 気分をおだやかにする。

 しかし、交換神経が働きすぎると、
 血圧が上がり、疲労してイライラと不安や肩こりを起す。
 頑張りすぎて過労死となります。
 また、副交感神経が働きすぎると
 血管が開いて、気持ちが穏やかになりますが、
 これが働く過ぎるとクヨクヨと無気力になる。
 どちらも働きが行きすぎると健康を害し、
 生活に破綻を起すのです」

だから結論すれば、
イライラクヨクヨをなくして、
「免疫力を上げればガンは自然退縮する」
というのです。

僕のまわりでも、この理論で、
ガンに対する不安が
随分と和らいだという患者はふえました。

安保教授は最近、
「プレジデント」という雑誌でこう述べています。

「私は治す方法を見つけたわけじゃない。
 発ガンのメカニズムは分かった。
 だから、患者さんのほうに
 自分はこのせいで発ガンしたという共感があれば、絶対治る。
 理由がわかればそこから脱却して免疫力が上がって治る」

この「友だちのような教授」の語り口を聞きたい人は、
本日4月29日(木)、日本CI協会の医学シンポジウムに
安保教授が出演しますので問い合わせて見てください。
電話=03−3469−7631


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