元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第623回
ガンは「冷え」が大敵!

季節の変わり目には
ガンの患者さんや
家族の皆さんからの相談メールが激増します。
急に天候が変化すると体が冷え、
痛みが走るからです。
体が冷えるとガンはのさばりますから、
湯たんぽでも、携帯カイロでもいいから、
とにかく患部を冷やさないようしてくださいと奨めています。

免疫学の権威・安保徹教授の本を読めば分かりますが、
とくに大手術後の患者や
抗ガン剤や鎮痛剤を使っている人は、
交感神経の緊張ストレスのために
血流障害を起こし、末端まで血流が行かない。
また免疫をつかさどるリンパ球が激減するために、
ますますガンがのさばりやすい体質となります。

その安保教授の講演が4月29日の
マクロビオティック医学シンポジウムで行われました。
このシンポジウムは
玄米菜食による食養生の治療例や、
音の自然食といわれる「純正律音楽」の実演なども交えて、
東京・江戸博物館ホールで開かれたのですが、
400席は満席の盛況でした。

安保教授の話は、
「白血球の自律神経支配の法則」に基づき、
ストレスをコントロールすることで、
これまで不治の病だと考えられてきた
ガンや糖尿病などの難病も、
自己の免疫力アップで治すことができるというものでした。

命のバランスをつかさどる自律神経には、
イライラの元となる交感神経、
ゆったりの元となる副交感神経があり、
ストレスが高まると交感神経が刺激され、
白血球の顆粒球が増え、ガンを併発する――
一方、ストレスをなくすと副交感神経が働いて、
免疫を司るリンパ球が増える――という仕組みですが、
顆粒球とリンパ球の比率は6対4くらいが、
バランスの取れた体の状態だそうです。

ですから
「ストレスをなくすこと」
「体を冷やさないこと」
この二つがガン養生の基本だというわけです。
とくに日本人とアメリカ人は体質が違うから、
むやみと鎮痛消炎剤を投与したり、
抗ガン剤、放射線で体を冷やしては、
ガンは治るどころか、
ますますストレスをまして
免疫力を下げてしまうというのです。


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