元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第630回
俳優の内藤武敏さんと温泉養生

玉川温泉に誘ってくれたのは、
毎年、1回、ここで英気を養っている、
77歳、喜寿を迎えてますます元気溌剌の
知性アイデアセンターの小石原昭社長です。
小石原さんの幼馴染で、
俳優の内藤武敏さんもご一緒でした。
内藤さんは顔を見れば、
ああ、あの渋い名優だとファンも多いでしょうが、
最近では、NHKテレビの朝のドラマ
「さくら」で学園の理事長役で出演した方です。

内藤さんとは、
まえにもご一緒したことがあり、
とくに骨董の収集家としても有名ですから、
僕たち夫婦とは話が弾んで楽しい人です。
ただ、内藤さんは27年間、
心臓の大病と上手に付き合いながら、
元気に長生きされているわけで、
「さくら」に出演の途中も何度か、
胸が痛くなり倒れそうになったんだよ、と
笑っておりました。

玉川温泉でも、熱いお風呂は避けて、
上手にお風呂を使い分けて、
ラジウム泉のピリピリ感を楽しんでおられました。
昔から野生の鹿などが傷を癒すために、
この湯を使ったといわれますから、
温泉の効用は定かではありませんが、
その人の使い方しだいで、体ばかりか、
心も癒されることは確かでしょう。

ところで、免疫学の権威・安保徹教授は、
近著「薬をやめると病気は治る」(マキノ出版)で、
病気は自分で治せる時代となった、
効率よく自律神経のバランスとって
ストレスを無くそうと述べて、、
ハリ治療以外にも、温泉療法など、
「気持ちがいい」「「心地よい」と感じられる、
自分にあった代替医療を選ぶべきだと説いておられます。

もちろん、
強酸性の肌にピリピリするお湯ですから、
途中、皮膚にぶつぶつが出来て
排毒現象がおきたりしますが、
最初は抵抗のあるものですが、
やがて長逗留して
入浴法を自分のペースに合わせていくと、
血流がよくなったりして、
傷がよくなったり、
その刺激が心地よく感じられて
気分が爽快になるものです。

最近は、観光バスでやってくる温泉客も増えたせいか、
玉川温泉も新玉川温泉も
前より食事の内容が
自然食風でヘルシーになったのは歓迎です。
病気とは薬だけで治そうと考えるのは間違いです。
ストレスの多い時代ですから、
とくに温泉療養はお奨めです。


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