元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第667回
ガン病棟に長居は無用

この6年間、ガンを克服して分かった、
大事なことがひとつあります。
それは、ガンをこじらせたり、
長患いしないためには、
如何に早く、
大学病院や総合病院など、
いわゆる「ガン病棟」から離れるか――
この工夫や算段をすることが大切だということです。

もちろん、ガンと宣告されたときは、
どんな気丈な人でも、
頭の中が真っ白になるほどショックを受け、
この先、人生をどう送ったらよいものかと、
心底、落ち込むものです。

ですから、
なんとしても最新の検査を受けよう、
評判のよい偉い教授に診て貰おう、
医師の奨める手術なら進んで受けよう、
抗ガン剤もたっぷり注入してもらおう――
こんなふうに大抵の患者や家族が考えます。
ガンなどは、誰しもが初めて罹るわけですから、
こういうふうに考えるのも無理はありません。

しかし、このコラムで何度も書いておりますように、
ガンは、擦り傷や感染症といった病気ではありませんから、
ただ「切る」「叩く」「焼く」つまり、
手術、抗ガン剤、放射線で患部を取り除く、
こうした治療法だけで、
完治するような柔な病気ではありません。
いわば、突発性の老化病の類と思ったらよいわけで、
いかに心身の「急速老化」を防ぐか?
こちらに腐心したほうが、
延命率が高いケースが多いのです。
また「ガン宣告即=死である」とか、
治療法に困った医師たちが
「余命は半年」などと宣告することは、
まさに「治療迷信」とでもいうべきものなのです。

切る、叩く、焼くといった治療法を受けるにしても、
決して、拡大手術や大量抗ガン剤などで、
免疫力を下げることはいけません。
これこそ、ガンをこじらせたり、
疼痛に苦しんだり、
再発、転移を早める原因になりかねないのです。
なるべく早く、
心身にダメージの少ない治療法、養生法に選び換えて、
免疫力、さらに自然治癒力を高めるような
食事法、呼吸法、また代替療法も心がける――
いわゆるホリスティックな療法を
組み合わせるべきだと思います。


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