元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第668回
桃源郷・フンザに行ってきました

とくに、初期段階の大学病院の治療が終了したら、
ガン病棟に長居したり、
足しげく通院したりする治療選択をするのではなく、
いかに自分の心身に宿る
自然治癒力を喚起するか?
この自然との共生、体質の強化に腐心することが、
ガン快癒の近道だとつくづく最近は思っています。

ですから、
足繁く、病院に通うのではなく、
僕は機会をみては
自然の空気のさわやかな場所に出かけて、
自然と会話をする――そうした過ごし方を選んでいます。
温泉や保養地もいいですね。

最近では、
もう少し挑戦心を振るい起こして、
霊気あふれるヒマラヤ山系などを
夫婦連れで旅することにしております。
一昨年は海抜4000メートルのチベット高原で
英気を養いましたが、
先々週は、北京からパキスタンに飛行機で飛んで、
ヒマラヤ山系の西麓にある、
長寿村で有名な「桃源郷・フンザ」
そして、中国・パキスタン国境の
「クンジャラブ峠」にまでバスに乗って
トコトコと旅してまいりました。
海抜5000メートルのヒマラヤの峠は
夏のさなかだというのに、
真っ白な雪が舞い、まさに心まで洗われました。

また、ひとたび、峠を降りて、
フンザの村に入れば、
そこは桃源郷。
もう、名物のアンズの花の季節は終わっておりましたが、
バラやマーガレットが咲き乱れ、
プラムやさくらんぼが、
実もたわわに成っておりました。

どうです?
屎尿と消毒液の臭いの
ガン病棟に長居するより、
大いなる自然と戯れることは、
数倍、いや数百倍、
心身に生きる勇気を
患者にももたらしてくれると思いませんか?


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