元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第705回
なぜ温泉浴はよいのか?

なぜガン養生のひとつに
「ヒマラヤ山系の散策」を選んだか?
その僕なりの理由を「生命パワー・ヒマラヤ起源説」や
「風水関連説」を持ち出して
解説してまいりましたが、
大都会で生活しているとついつい見過ごしてしまうのが、
「気・風・水」という自然環境と人間生命との関係です。

ヒマラヤ山脈に限らず、
山紫水明に恵まれ、山に抱かれるような地形には
昔から大きな町が栄えたという話は有名です。
文化人類学者の荒俣宏さんなども、
風水の原理に従って、
京都・平安京や江戸城の遷都配置がつくられたと解説しています。
風水では、後ろの山脈を伝わってくる
大きな気の流れを「龍脈」といい、
その気を集めて充満させるところを「龍穴」といいます。

細かく解説すると、
欧米の気象学、地理学の方法論とは違うので、
占いやまじないの類と一笑に付されるわけですが、
気・風・水という大自然のエネルギーと、
人間の生命エネルギーは切っても切れないもの、
その影響はまったく否定するわけにはいかないなあ・・・
と自然治癒力の喚起で、命を拾ってきた僕としては、
しばしば思っているわけです。

ガン養生にヒマラヤに行こう!
霊峰山系のエネルギーに抱かれようなどというと、
頭がおかしくなったと思われそうですし、
それほど時間を避ける人はいないでしょうが、
やはり、気・風・水のエネルギーのあふれる場所で
命の洗濯をすることは、
ガン養生の近道である――
これは強調しておきたいと思います。

このコラムでも、僕の体験だけでなく、
命を上手に拾っている、
スローヘルスの会のメンバーたちが
温泉体験養生で元気を回復してい体験談をよく紹介しますが、
気・風・水のエネルギーを貰う、
マイナスイオンをたっぷり浴びる――
そのためにはやはり温泉めぐりは最高だと思います。

また「風水学」から見ても、
歴史の長い温泉地こそ、
気のめぐりをよくする最適地勢といわれていますから、
温泉、鉱泉の成分の質云々だけでなく、
山の懐に抱かれ、
滝や河のせせらぎを耳にすることが心身によいのでしょう。
温泉養生とは
健康増進、運勢開運の東洋古来からの知恵でもあるわけですね。
もちろん、最近、話題になった
白骨温泉の着色剤混入事件などは、
すっかり欧米の拙速文化に毒された
日本人の退化現象というわけです。


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