元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第733回
まさに「命のバトンタッチ」

肺ガンを克服している、
原田廉平さんと奥さんが、
故郷・富山で「スローヘルス研究会」を開設した話の続きです。

当日の模様を僕がレポートするより、
ご夫妻が会の運営と並行して
「スローヘルス」というタイトルの会報誌を作っていますので、
研究会を始めた原田さんご夫妻の
「活動に向けて」というメッセージを紹介しましょう。
患者の悩みと喜びをたんたんと伝える、
じつに素直な文章です。

          *

「わたしが昨年3月肺ガンを宣告されましたが、
 現在の主治医、土屋繁裕医師を
 『キャンサーフリートピア』に訪れ、
 ガン症状と治療法の説明を受けて
 『休眠療法』を実施していくことにしました。

 そのとき様々な治療法を実践している方として、
 スローヘルス研究会会長の関根進さんを
 紹介していただきました。
 スローヘルス研究会は、
 より人間らしい治療や健康法を目指し、
 患者の立場から、食の危機、治療の危機を
 しなやかに解決していこう集いです。

  つまり、西洋医学だけでなく東洋医学や代替医療、
 そして呼吸療法や食事療法を幅広く取りいれて
 全人間的(ホリスティック)に治療していくものです。
 私はこの会の懇親会でいろいろな人に出会い、
 いろいろな治療法を学び、命を拾うことが出来ました。

 そうして、この4月に
 『名医が語るガンで死なない7か条』(テレビ朝日)で、
 土屋医師が、わたしの奇跡的な回復を
 『分子標的治療法、イレッサの服用』として紹介しました。
 全国からの治療の問い合わせが殺到したばかりか、
 この富山でも、ガンで悩んでおられる方から
 直接に相談を受けることが多くなりました。
 そこで『スローヘルス研究会・富山支部』を
 スタートすることにしました」

自らが『合わせワザ』ともいうべき
スローヘルスなガン療法を実践するだけでなく、
その快癒の喜びを多くの人に伝えていこうとするところが
まさに賢い患者学であり、
命のバトンタッチ運動なのですね。
すばらしい患者さんと思いませんか?


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