元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第758回
ホテル料理も「スローヘルス」にならないか?

お店をスローヘルスで盛りたてている、
岩手・盛岡の蕎麦屋さん「さくら庵」の話の続きです。

ちょうど、岩手・盛岡の食養指導者の
山村慎一郎さんが「ホームページを開設しました」
と、しばらくぶりでメールを寄越しましたので、
早速、「スローヘルス蕎麦店」の模様を知らせて、
さらに盛りたててくれるように
お願いしておきました。

さて、先日もスローヘルス研究会・岩手南支部として、
自然食品店【マグノリア】を拠点に、
健康イベントを企画している鈴木博子さんから
電話が入りました。
とうとう栄養研究士の資格もとったそうで、
いまでは、近郊の大船渡プラザホテル
スローヘルス味の「北上弁当」を考案企画して
このメニューが宿泊客の人気になり始めたというのです。

うれしいですね。
観光地のホテルのメニューといえば、
山に行っても、海に行っても、どこへ行っても、
「海老・カニ、牛肉しゃぶしゃぶ、てんぷら」が定番で、
その栄養バランスを崩した、
ひどい組み合わせに辟易としている人が
とても多いと思います。
身土不二、地のもの、旬のものを素材にした、
鈴木さんの「お袋の味」に
どれほどお客がよろこんでくれることか?
こうした日常の地味な活動が、
命のバトンタッチ、心身に優しいスローヘルスの
本当の姿だと僕は思っています。

スローヘルス活動というと
わけの分からない健康器具を売りつけたり、
鼻くそマン金丹のような薬を押し付けるグループと
誤解している人もいるようですが、これは間違いです。
命のスローヘルスでもなんでもありません。

いま、ひたひたと、
日常生活に根ざした、
心身に優しい健康法や食事法が
全国のあちらこちらから見直されてきたというのは、
決して、偶然でもシンクロでもないのです。
目にあまる「生活習慣病と生活環境病」の蔓延に、
多くの人が心を痛め、
心の底から賢いスローヘルス・ノウハウを
知りたい、築きたいと願ってきたからだと思います。


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