元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第759回
ガンがもたらす「すばらしい縁」

日常の生活をスローヘルスに!
全国各地でじわじわと広まっている
「スローヘルスの輪」の話の続きです。

東北に続いて、九州からもメールが飛び込んできました。
まえに、長崎の御湯神指し温泉の、
「まんじゅう蒸し」風呂を紹介し、
また大露天風呂で「すぽんぽんのクロール泳ぎ」を
やってのけた、A・Oさんという東京の患者さんを
紹介したことがありましたが
その女性からのメールです。
A・Oさんは子宮ガンでしたが、
玄米菜食法や温泉養生法で、
めきめき治癒力を身につけた人で、
いまでは、イベント・プロデューサーとして、
日本全国を忙しく飛び回っております。

「おかわりございませんでしょうか。
 お陰様で、元気にゴルフを楽しんでいます。
 9/9〜9/12まで、
 またまた、長崎で“まんじゅ蒸し”を
 たっぷり堪能してきました(^0^)
 今年の3月に初めて行ったときの倍以上のお客さんで、
 混んでおりました。
 多府県から、多くの方がみえていました。
 口コミの威力絶大です。

 ところで、8/31,9/1の両日は、
 食養指導者の山村慎一郎さんと、
 古代米農園の浦部眞弓さんに講演会の講師をお願いしました。
 保険会社の女性セミナ−でしたが、
 「体の中から美しくなる食べ方」と題してお話いただき、
 いつか、私の仕事のなかで、
 この経験を生かしたことをと願っていましたので、
 うれしくおもっています。
 病を通じてのご縁で、いろいろな方に少しでも、
 食について目を向ける方向指示器のような
 お役になればと思っていたことが、
 こんなに早く実現できて良かったです。
 浦部さんの毅然とした話しぶりに、
 そして、山村さんのソフトな食養生法の語り口に、
 お客様は大満足でした。
 ご縁を結んでいただき、ありがとうございます」

いつも明るさを失わないA・Oさんですね。
自らの病気にかかわるだけでなく、
その患者としての苦しみと
快癒の喜びを分かち合う――
優しい心持がすばらしいと思います。
本当にスローヘルスな賢い患者さんです。

僕にしても、この数年、治療・養生に試行錯誤しながら、
よい縁に恵まれて「命を掴む」ことができました。
夫婦で始めたささやかな
スローヘルス研究会ですが、
これほど、全国のすばらしい人たちが、
ぐいぐいと命のバトンタッチを広げてくれるとは、
思いもよらないことでした。
一人の患者として「命のバトンタッチをありがとう」と
申し上げたい気持ちです。

ガンは一人で思いわずらうのではなく、
ガンをきっかけに「すばらしい縁」を広げていくことが、
快癒の近道でしょう。
患者同士、家族、そして医療関係者が
「命のバトンタッチ」をつなげていくこと――
これがスローヘルスなのだと、
改めて、みなさんから教えられる毎日です。


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