元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第757回
どんどん広がるスローヘルスの輪

心身に優しい健康法、治療法を
患者と家族と医師とが三位一体となって作り上げようという、
僕たちのスローヘルス研究会も
立ち上がってから3年ほどになりますが、
全国各地に運動がじわじわと広まっていて、
とても喜んでいます。
●岩手・東山の「マグノリア」を経営する鈴木博子さん、
●福井の女性ご住職・今成友見さんの「夢点々」の雑誌活動、
●長崎でマクロビオティックセミナーを開いた松本紗世子さん
●松山のユースホステルで
  岩盤浴を始めた乳ガンのHさん・・・の話は、
なんどか、このコラムで紹介しました。

最近では富山に支部を立ち上げて、
ご夫婦で100人も集めた懇親会を開いた
原田廉平さんの肺ガンからの生還の話も書きましたが、
ほかにも「スローヘルス」に賛同して、
セミナーを開いたり、お店を盛り上げている人たちが
たくさんおられますので、
その中から何人かを紹介します。

土屋医師と僕の共著
「医者と患者で作ったガン治療入門」(NTT出版)の
巻末・情報手帳でも紹介したのですが、
岩手・盛岡に「さくら庵」という、
自然の味、たっぷりのお蕎麦屋さんがあります。
このお店は、盛岡の食養指導者の
山村慎一郎さんの紹介が縁で、、
なんどかお蕎麦を送ってもらったことがあるのですが、
これが自家製粉でとても喉越しがさわやかなのです。
パイウオーターとEM−Xを加えて手打ちした蕎麦です。

店主の菅原勝利さんは凝り性のようで、
このほかに玄米全粒粉のリブレフラワーを
加えたヘルシー蕎麦も考案中だそうです。
その菅原さんからFAXが届きました。

「開店以来、体に良い物、旨い物をテーマに取り組み、
 EM―X、パイウオーターの使用、
 玄米ご飯、無添加蕎麦の提供などしてきており、
 スローヘルスに共感しました。
 しかし、遠地につきスローヘルス研究会に
 参加することができません。
 そこで、店にいながらにして、
 少しでもスローヘルスの輪を広げられたらと考え、
 次の2点を計画しております。
 1.スローヘルスのすすめ(概略説明)を店内に張り出す
 2.スローヘルス推進奉仕価格を設定する
 よろしくお願い申し上げます」

どうです?
こうした形でもスローヘルスの運動に参加できるわけです。
近くの人や、東北旅行で盛岡方面に行くついでのあるときは、
お店に立ち寄ってみてください。
ちなみに「さくら庵」の場所は以下です。
盛岡市永井22-53-3
電話 019-637-3817

僕は性格上、他人を会則でしばったり、
健康法を無理やり、他人に押し付けない方針ですので、
患者や家族が輪の中心になって、
自主的に運動を広めていく――
自然に「命のバトンタッチ」が繋がっていく――
これがすばらしいライフラインだ思っています。
「自然は飛躍せず」(Natura non facit saltum)という
僕たちの会の設立主旨に
ぴったりの「スローヘルス」
(しなやかな健康法)活動だと喜んでいます。


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