元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第802回
ガンは「患者の心が治す」

大腸カルチノイドというやっかいな腫瘍を抱えた、
僕の親友の奥さんは、
どうしても、大腸の切除手術で
人工肛門になるのはいやだと考えて、
いろいろセカンドオピニオンを求めた結果、
納得できる治療を施してくれるという
外科医にとうとうであったのです。

たまたま、夫が所属している
ゴルフクラブのコンペで知り合った
メンバーのひとりが、
都内のN病院の外科部長で、
大腸ガンの権威だったというのです。
人間の縁って、どこでどう繋がるかわかりませんね。

その医師は、
「粘膜下といっても、
患部腫瘍が5ミリで肛門から7センチのところですから、
開腹切除したり、
人工肛門にするヘビーな手術をすることはありません」
といって、
肛門から腸を引き出して、腫瘍の部分を切り取る
ダメージの少ない治療を施してくれたというのです。
ガン治療とは、あきらめず、
しつように捜し求めるものですね。

すっかり元気をとりもどして、
いまでは、仕事にも復帰して、元気にやっており、
先日、お互いに夫婦して、
新宿の自然食レストランの
「茶屋マクロビレストラン」で会食しました。

この奥さんのすばらしいところは、
本やインターネットで勉強して、自分が納得いくまで、
適切な治療と医師を探しまくったことです。

僕にしても、
ガンを宣告された患者が相談にきても、
冷たいようですが、
自分の力、自分の判断で、
ガン対策を練ることができるように
常日頃からガイドするように心していますので、
他人に頼りっきりになるのではなく、
労を惜しまず、自分の努力で「納得治療」を勝ち取った、
この奥さんの「ガンの情報戦」に、
心から拍手をおくったわけです。

もちろん、無用な拡大手術を受けることに
僕は反対でしたから、
食事のライフスタイルを変えることだけは、
お願いしておきました。
玄米菜食の励行と、
玄米全粒粉のブラックジンガーの飲用、
そして、腸を綺麗にするために、
乳酸菌エキスの「智通」を奨めておきました。

「病気は患者が治し、医者は包帯を巻く」
これが真実の治療だといった、
フランスの名医がいましたが、
まさに、ガンは「患者の心が治す」といっていいものなのです。


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2004年11月6日(土)

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