元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第891回
「中国医学を活かすガン統合医療」とは

日、中、台、米の気鋭の統合医療医が集まって
2004年9月17日の国際セミナーですが、
ここで登壇した、「漢方複合薬・天仙液」の開発者
王振國医師のユニークな講演を紹介しましょう。

このセミナーでは、王振國医師の講演の前に、
台湾大学の免疫学の権威である
孫安迪博士から、
漢方複合薬・天仙液についての
成分構成要素と効能作用が、
じつに科学的な
5年間に及ぶ、ヒトとマウス細胞を使った実験で
「抗腫瘍活性化作用」「免疫調整作用」ばかりか
「ガン細胞の自殺死(アポトーシス)作用」も
検証されたのですが、
当の開発者、王振國医師は、
ガン統合医療という新しい治療の流れの中で
中国医学、そして、
自らの漢方薬研究の果たす役割をどう考えているのか?
32年間にわたる、
独自の研究と治療成果が熱弁をこめて報告されました。

ちなみに、王医師は1954年生まれ、
今年で丁度50歳。
1983年に天仙丸、88年に天仙液を開発されました。
中国の吉林省通化市衛生学校、
日本でいう医学部を卒業されてからというもの、
癌撲滅を志した研究から10年かけて、
中国で初めて、
ガン治療薬に公認されるまでに至りました。

その後、一連の研究が認められ、
様々な国で受賞し、
現在、天仙液は世界18ヶ国のガン患者さんに試され、
いままた、世界的な統合医療の波の中で、
天仙液と開発者の王振國医師の理論が、
再び注目されているわけです。

「中国医学を活かすガン治療」と題する講演の中で
「これからのガン医療のあり方は
 東西の医学の利点を生かすべきだ」
「西洋医学と中国医学の統合により、
 ガン治療に新しい可能性が生まれてきた」
「ここに、古い治療の殻を破って
 “ガンの治療革命=統合医療革命”を起こす鍵がある」
と宣言して、21世紀――
これからのガン治療のあり方と、
天仙液の治療成果について、詳しく述べています。

もちろん、この100年、
西洋医学一辺倒の治療発想に
慣れきってしまった人たちからは異論、反論もあり、
また患者の中にも戸惑う人もいるでしょうが、
ガン治療の選択肢に対する
中国医学ならではの新しいメッセージといえましょう。

いま疼痛と不安に悩み、
治療の選択に戸惑う、
世界数千万人といわれるガン患者、
そしてガン体験者にとっては
「革命的な治療」の臨床・実験報告のひとつと考えますから
次回から、その講演の核心部分を、
じっくりと紹介していきたいと思います。


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2005年2月3日(木)

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