| 第890回ガン治療は「シンプルからコンプレックスへ」
 まえにも触れましたが、ガン治療は切り傷や風邪のような
 Simple Type(単純形式)の症状でも治療でもなく、
 最もComplex Type(複雑形式)の
 こみいった病気であり治療だということを、
 医師も患者も、
 今一度、素直に見直すべきときを
 迎えているのではないでしょうか?
 キモに命じるべきなのではないでしょうか?
 毎年、30万人以上の人がガンで命を失い、すでに300万人にのぼるといわれるガン体験者が、
 再発と転移、後遺症、合併症の不安に
 おののいているのが現実だからです。
 医師も患者も、ガン=不治の病と
 あきらめているところから、
 ガン医療災害が増えているのではないでしょうか?
 ガンに克つには「ガンのComplex Type(複雑形式)の治療に克つ」――
 当たり前の話のように聞こえるでしょうが、
 これがガン患者の忘れてはならない、
 心得であり、治療選択のキモだと、
 この国際セミナーの報告を聞きながら、
 僕は痛感しました。
 「一発の特効薬で完治できる」といったシンプルな発想法はガンには通用しません。
 ガンはミステリアス――、
 ガンは「シンプルからコンプレックスへ」
 「単純形式から複雑形式へ」――
 この実態を自覚し、
 最後は「己の命は己で掴む」という強い自覚を
 一人一人持てば、
 必ず、錯綜するガンの情報戦も乗り越えて、
 合併症や再発といった複雑症状にも対応できる、
 また、自分に合った治療の組み合わせに
 到達することも出来るものだと思います。
 では、この「ガン統合医療」国際セミナーで公開された、
 中国医学から発信されたガン統合医療のすすめとは何か?
 また、漢方複合薬・天仙液サイドからの
 ガン治療革命の核心とは何か?
 もちろん、こうした考え方に異論や反論があるでしょうが、次回からは、あえて、天仙液の開発者、王振国医師の
 「中国医学を活かすガン治療」
 「中国医学を活かす統合医療」と題する
 講演の核心部分を収録しましょう。
 新聞やテレビでは読んだり見たりできない、
 じつにユニークな「ガン治療のあり方」が
 述べられているからです。
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