元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第911回
玄米菜食はなぜ凄いか――

つい、忘れてしまう健康法のひとつとして、
「食べて出す」の食養生法について
最近、ある中高年向け雑誌に頼まれて書いた原稿
「玄米菜食はなぜ凄いか――
 健康のヒケツは「入れるより出す」
からの抜粋の続きです

          *

“抗ガン剤+放射線+漢方複合薬の天仙液+SD様食品”
という治療の組み合わせで、
長さ6センチ、ソーセージ大に
膨れ上がった悪性の腫瘍が
スッポンと消えてしまったのです。
あれから7年、どう検査しても
再発も転移もありません。

もちろん、退院後、不安がなかったといったら
ウソになりますが、
知人の脳腫瘍の女性から
「騙されたと思って
 玄米菜食を始めたらいいですよ。
 ガンに負けない体質に変わるだけでなく、
 ダイエットにも最適なの」
と奨められたことが、
またまた幸いしました。

「論より証拠」――、この女性、
たしかに半年ほどで、
60キロ近くあった体重が20キロも減って、
すっかり若返って元気を取り戻しているではないですか? 
信用しました。
この7年間、芋や大根、人参の煮ころがしや玄米ご飯という
坊さんのご膳顔負けの粗食を続けてきたのです。
東洋の薬食同源の考え方を活かした
マクロビオティック玄米菜食法というものでした。

ま、ガンに限らず、中年大病というものは、
若いころの暴飲暴食や
ストレスが累積して起こることが多いわけで、
僕にしても、現役の週刊誌稼業のころは鯨飲馬食、
他人様の3倍、4倍の大酒に溺れておりましたから、
自業自得の祟りが胸元に喰らいついたものでしょう。

しかし、玄米菜食を始めたとたん、
それまで、下痢と便秘に悩んでいた日々が
ウソのように、
野太いウンチが出るのにはびっくりしました。
爾来、懲りずに、
毎日毎日、玄米ご飯を食べております。爽快です。

「努力なくして健康なし」――、
また、このガン養生法を
「スローヘルス(しなやかな)健康法」と命名して、
インターネットで知り合った、
全国の患者さんたちにもすすめて、
多少のお役にもたてるようになりました。
では、なぜ玄米菜食が凄いかといいますと、
その原則が「食べるより出す」――、
つまり、繊維質の多い食物を摂取することで、
とくに腸に溜まる「酸化した毒素」を、
素早く排泄、排毒する効果があるからです。

どうも、多くの医師が、
病気というと抗生物質を飲め、
ガンといえば抗ガン剤を大量に入れろ、
健康維持にはサプリメント、ビタミンを飲めと、
「入れる」ことばかりを教えてくれますが、
この肉食過多、過食暴飲の時代には、
「入れるより出す」――、
これがガンの撃退法の逆転の発想、
じつは中年健康法のヒケツなのです。


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2005年2月23日(水)

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