元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1009回
続・「奇」なる長寿法

70歳にして、テレビCSの
アニメ配信専門チャンネルの
“現役プロデューサー”をこなして、
まさに心身充実の長寿法を満喫している、
僕の先輩・内田勝さんの
「奇なる長寿法」の話の続きです

この日の「70歳、古希を祝う」パーティでは、
日々の忙しいスケジュールをこなす姿だけでなく、
奇なる人=内田さんの信念の原点ともいえる、
熊野の奥の院・玉置神社に参拝する達者な様子も
ハイビジョンで披露されまして、
出席者には、熊野の「長寿・厄除けのお守り札」などが
プレゼントされました。

さて、内田さん流の「奇なる長寿法」について、
もう少し、紹介したいのですが、
「奇境に遊ぶ―シゴトン流『長寿』の秘訣」と題する
挨拶状が、出席者に配られましたので、
そこから抜粋引用しておきたいと思います。
ちなみに「シゴトン」とは、
怪獣漫画ブームを作った若き日の猛烈編集長に、
部下たちが敬愛を込めて送ったニックネームだそうです。

          *

いま半生を振り返るならば、世に健康法と
称せられることどもには一向に頓着することなく、
ひたすら過飲、過食、不眠、へヴィースモーク、
ハードワークに明け暮れ(略)、
臨死体験を味わう始末であった。

ならば、さて、かかる長寿の所以は何か。
いささか思案をめぐらせたところを以下に記して、
長寿を願望される方たちへの処方箋としたい(略)。
長寿の秘訣その(1)に“奇なる本”を
読み続けたてきたことが挙げられる。(略)
秘訣その(2)は、“奇なる仲間“を多く持つ
という好運に恵まれたことで、
これには感謝し尽くせないものがある(略)。
秘訣その(3)は、“奇なる仕事”に取り組むことを
生きがいとしてきたことにある。(略)

ぼくの長寿を奇跡的に支えてくれたものとして(略)
もうひとつの隠れキーワードとして
遊びの精神を最後に挙げておきたい。
つまり、“本と遊ぶ”“仲間と遊ぶ”“仕事と遊ぶ”
ということで
これを一言にして“奇境に遊ぶ”ことだと
心秘かに考えている。
多少の怪我を負ったり、
精神的ショックを受けたりしても、
“遊び”の上のことであれば
痛くもなんともない道理だ。
これがたくましく生きる要諦だと信じている(略)。

          *

もちろん、内田さんは、
週刊誌の編集長という激務をこなしてきただけに
病歴も人並みではありません。
僕がガンになったときには、
若き日の自らの「結核・克服」の顛末を書いて送ってくれて、
“不治の病とて臆することはない”と、
励ましてくれた人です。

いくら、長寿時代とはいえ、
病魔や薬害に苦しんだり、
ベッドで寝たきりで過ごすのでは、
たった一回の人生が不本意に終わってしまいます。
奇才・内田勝さんの真似事は
凡人には、なかなか出来ないものでしょうが、
「元気で長生き」「奇なる長寿法」・・・
これも、これからのたくましい理想の生き方ですね。


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2005年6月1日(水)

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