元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1013回
なぜ「膵臓ガン」が増えているか?

膵臓ガンは手術が難しい
発見が難しいという話の続きです。

僕の親しくしている
土屋繁裕医師は、
末期のガンと宣告された患者にも
「希望を抱くことから治癒は高まる」として、
可能な限りの最新治療、代替療法を組み合わせている
外科医ですが、
「治療法として確実なものは手術だが、やはり難しい」
といいます。

背中の痛み、腹痛、腹部の膨満感、
体重減少、便秘などの症状が出たとき
膵臓のほかにもガンが発育して
周囲の動脈や静脈を巻き込んだり、
肝臓に転移していたりしているため、
手術ができないことが多い――、というのです。

とにかく、大抵の進行度合いがひどく、
手術をして治るような
小さな膵臓ガンを発見するのは、
なかなか困難なのが現状なのですね。

僕は医師ではありませんので、
友人たちから相談を受けても、
とにかく、進行度合いの低いことを祈りつつ、
心ある医師を紹介したり、
間に合うものなら、
代替療法でも、食事療法でも
積極的に試みることを進めています。

不幸にも亡くなった人たちの無念さを思うと、
いたたまれない気持ちになりますが、
これも友人たちが残してくれた
貴重なる「命のバトンタッチ」の教訓と受けて、
思い直したりすることもあります。

とにかく、こと膵臓ガンに限りませんが、
予防のための警告メッセージとして、
みなさんもこの項を
読んでいただければ幸いです。

これだけ、膵臓ガンが増えている以上、
「自分だけはまさか?」と思うより、
「自分の命は自分で守る」ことを
心したほうがよい時代だと僕は痛感しています。
より一層、ガンの予防と検査は大切なのです。

では、どんな人がかかりやすいと言われているのか?
まだまだ、原因は解明されていませんが、
医師の間では、糖尿病との関係や
膵石症との関係が研究されていますが、
● 50歳以上
● 男性
● 喫煙の習慣
● 動物性脂肪を多く取る・・・
とくに欧米化した食生活に
大きな原因が考えられているのです。


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2005年6月5日(日)

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