元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1014回
玄米菜食の「義理食」?

ガン予防も然りですが、
ガン再発・転移を防ぐには、
なんといっても、
日ごろの食事の改善が大切だと思います。

手術、化学薬といった「外なる治療」も
急場には必要ですが、
食事、呼吸法などで体質を変える
「内なる治療」が持続的にガンを抑える基本原則です。

このコラムで、何度も書いていますように
退院後、僕が常に心がけた養生法が、
漢方療法や食事療法です。
僕の主治医である帯津良一医師からは、
その著書「養生は爆発だ!」の中で、
「関根さんは養生を厳格にやるタイプだ」と、
ほめられたというか、
そのしつこさに
呆れられたことがあります。
漢方複合薬の天仙液を飲み続けたり、
マクロビオティック玄米菜食を
毎日続けて生き残ったという話が紹介されました。

たしかに、延命7年、
玄米、雑穀中心の菜食法を続けているわけですから、
「兎の餌か」と友人たちが
呆れるのも無理はありません。
5月には、食事を作ってくれる妻が、
息抜きにオランダ旅行に遊びに行ってしまったので、
その10日間は、
「玄米菜食レストランに付き合って!」と、
メールを打ちまくって、
友人・知人を夕食に“誘惑“しました。
ま、結構、興味本位も手伝っては
「義理食」?に付き合ってくれるのですが、
男性の場合「また誘ってね」
という人はほとんどいません。

先日も、編集長時代の友人で、
大手繊維メーカーの宣伝部長を辞めた、
Mさんを新宿・伊勢丹7階の
「茶屋マクロビ・レストラン」に誘って、
野菜とセイタンのブラウンシチューを奨めたのです。

ご存知のようにマクロビオティックでは、
肉、動物性の脂や乳製品を使いませんから、
ビーフの代わりに「セイタン」という
小麦の蛋白分を固めたもの(グルテン)を使うわけです。

ところが、初めて口にしたMさんは
じつに奇妙な顔をして
「何? このうどん粉みたいなもの」
といって、シチューは平らげたのですが、
肉もどきのセイタンは避けて残してしまったのです。

僕などは、食感が肉に似ているため、
美味いなあと思って、いつも食していますから、
人間の味覚、感覚の「慣れ」って違うのですね。

女性の場合は、結構、興味津々で
「また、誘ってね」と大抵の人が喜びます。
ダイエットや育児にもよいというのでしょう。
このお店も、若いお母さんや、
OLでいつも満員なのです。


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2005年6月6日(月)

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