元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1058回
余命3ヶ月とはおかしい!

「天仙・患者友の会」での
患者や家族のみなさんの体験談の模様の一部を
前回、紹介させてもらいましたが、
じつに、みなさんがわが身のために
よく勉強し、
前向きに命を掴もうとしていることが
分かったと思います。

年々、ガン患者は増えているわけですが、
数年前には思いも寄らないほど、
患者のガンに対する考え方が
「患者本位」に深まっていることを
思い知らされされました。
ちょっと前までは、
「患者は医師に逆らうべきではない」というのが
ガン病棟の「常識」とされていたのですから、
インターネットなどの情報手段の普及が、
「賢い患者学」として、
大いに役立っているのが分かります。

さらに、ともすれば「ガン患者の会」と言うと、
病院の対応、医師の不親切をなじる発言に
終始するものも多いと聞きますが、
僕たちのスローヘルス研究会の会員たちもそうですが、
西洋医学のほかに、
中国医学や代替療法で、
ガンを乗り切ろうと志す患者さんたちは、
世間がいうほど「いわしの頭も信心」というスタイルではなく、
体で「西洋医学の限界」も感じて、
じつに前向きに人生を再設計しようと
元気なのです。

じつにガン治療に対する疑問・質問が、
エリート教育を受けてきたはずの医師たちよりも、
数倍も数十倍も真剣で
前向きになってきているのです。
決して、ガンをあきらめない、
勉強熱心の患者が増えているのです。

自分の習ってきた、
西洋医学の医療技術では
治療できないと判断すると
「余命3ヶ月」などと、
平気で宣告する情けない医師が
まだまだたくさんおりますが、
患者たちは、そうした不勉強な医師、
そして、旧態依然とした紋切り型の
マニュアル治療では困ると分かってきて、
この会のように、みんなで情報交換しようと
出かけてきているわけです。

現実に、僕の周囲でも、
余命3ヶ月と宣告されて、
代替療法の併用で、3年、5年と生き延びた同輩は
何人もおります。

僕にしても、手術を拒否したとき
大学病院の主治医から
「あんた、7ヶ月か8ヵ月後には必ず再発するからね」と
冷水を背中から浴びせられましたが、
こうして、7年も元気に生き続けているわけです。


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2005年7月20日(水)

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