元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1059回
希望のエネルギーを高める

「天仙・患者友の会」での
患者や家族のみなさんの体験談の模様を
紹介させてもらいましたが
それぞれが、
病院での悩みを超えて、
さらに、代替療法という
もう一つの医療への可能性を求めて、
自学自習の気持ちで、
じつに前向きに、ガンとの共生の道を探っている
雰囲気が伝わるものでした。

僕の主治医の帯津良一博士は、
いつもこう申しております。
ガン治療には、
西洋医学も中国医学も代替療法の治療も
必要だが、基本になるのは、
食事と気功による体質改善だ、
そして、すべての治療設計の土台となるものが、
患者一人一人の「心」=希望を持つ心の持ち方だ――

患者同士の集まりはもちろん、
家族との協力、
心ある医師との信頼関係、
その中で作られる
「生命場」という空間で
希望に満ちたエネルギーを高めることこそ、
ガンの治療設計のポイントだ――
と申されておられますが、
まさに、この「患者友の会」にも
そうした息吹を感じました。

まさに、
命は貰うものではありません。
命は自分で掴むものなのです。

6年前の厳冬の1月、北京で開かれた
天仙液の患者の国際大会に参加した
ときのことを思い出します。
300人ほどの内外の患者が
人民大会堂に集まったのですが、
みんな真っ赤な顔で元気は溌剌。
よくガン病棟で見られるような陰鬱な雰囲気とは
まるでかけ離れた、自信溢れる顔ばかりでした。

午前中の大会が終わって、
大きな中国料理店での昼食の後、
患者たちは、それぞれの省別に、
国別に分かれて、カラオケ大会をはじめたのには
びっくりしました。
ああ、これこそ、生命場のエネルギーを高める
ガン克服の原点なのだなあ、と
僕は「からだ、こころ、いのち」と、
人間をトータルで診る統合医療が、
「これからのガン医療だ」と思ったわけです。

今回、東京で新しく発足した
「天仙・患者友の会」も、
そのような思いが伝わる組織として
発展することを僕は祈っています。
会合は2ヶ月に1回、開催されるようです。
興味のある方は
「漢方健康ネットワーク」
http://www.kenko-network.jp/

問い合わせてみてください。


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2005年7月21日(木)

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