元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1070回
スローヘルス研究会IN「富山」

無念にも肺ガンで亡くなられた、
原田廉平さんの強い意志を受け継いで、
「患者に希望をもたらす会」――、
「第3回、スローヘルス研究会」を、
8月20日(土)に故郷・富山で開くという、
奥さんの清美さんからの手紙の続きです

余命3ヶ月と宣告されても、
ガンの統合医療の組み合わせで
まさに夫唱婦随の努力を積み重ねておられましたが、
そのさなかでも、
おふたりは、地元の患者会=
「スローヘルス研究会」の富山支部を
立ち上げていたことは、
このコラムでも何度か伝えたことがあります

主治医であった、
土屋繁裕医師などを特別講師に招いて、
ガンの「痛み」と、生きる「希望」は、
自分たちの心の奥にしまっておくものではない――
として、より前向きに
「人間らしいガン治療とは何か?」という
いのちのネットワーク、
いのちのバトンタッチの輪を広げていたのですが、
亡くなったあとも、
奥さんの清美さんが
しっかりとその意志を受け継いできたわけです。

「いまや『ガン告知即=死』ではありません。
 粘り強くガン治療の情報を集めて、
 納得のいく治療を受けることが
 『命』を拾うことになり、
 患者の立場に立った人間本位の医療を
 求めることが重要になってきているのです」

この手紙の冒頭に書かれた
メッセージは常づね、
夫の原田廉平さんが語っていた言葉でした。
きっと、患者さんだけでなく、
苦楽を共にしている家族のみなさんも
共鳴する力強い「希望と勇気」のメッセージだと思います。

ちなみに、「スローヘルス研究会IN富山」
の開催日程は以下ですから、
関西、北陸方面の方で関心のある方は、
一度、参加して見てください。
もちろん、励ましの手紙も送っていただければ、
原田夫妻の「いのちのバトンタッチ」が着実に実り、
さらに多くの方々に勇気と希望をもたらすものと
僕は思っております。

第3回・スローヘルス研究会「富山」の8月講演会
〜「かしこいガン治療情報懇談会」〜
【講師&演題】 ・土屋繁裕(外科医、キャンサーフリートピア主宰)
 「最新のガン治療情報をつかもう」
・関根 進(スローヘルス研究会会長)
 「いかにして7年生存を勝ち取ったか」
【とき】 8月20日(土)午後2時〜4時
【ところ】 ウイング・ウイング高岡(富山県高岡駅前)
5F研修室503
【入場協力費】 500円
【主催】 スローヘルス研究会「富山」
【問合せ先】 富山市吉作10−9 原田清美
【電話】 076−436−0243

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2005年8月1日(月)

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