元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1129回
「ガン治療革命」は国境を越えて

「日本でまだ認可されていない、
 最新の抗ガン剤投与をアメリカで受けて来た」
「中国の病院の漢方療法で末期ガンから救われた」・・・
こんな国境を越えたガン快癒のニュースを
耳にしたことはありませんか? 

もちろん、日本でも
手術・抗ガン剤・放射線が3大治療法
として行われており、
その医術も設備も日進月歩どころか、
“秒進分歩”の速さで
進歩しているといわれています。

しかし、あなたのまわりの
ガン病棟の実態はどうでしょうか?
ガンはわが国の死亡原因の第1位であり、
毎年、亡くなられる方は30万人を超えております。
世界では、毎年、1000万人以上の人たちが
ガンと診断され、
700万人ちかい患者が死亡しています。

「65歳以上が5人に一人」と
長寿の朗報が伝わる一方で、
ますますガン治療に
不安、不満情報が増え続け、
あなたの家族や友人にも、
何人かガンと闘っている人、
いや、ガンの切除や縮小に成功しても
QOL(命の質)の低下など、
激しい後遺症、副作用で苦しみ悩むケースが、
たくさん増えているのではないでしょうか?
いや、ざんねんにも医療ミスで
命を落とした方もいるでしょう。

そこで、新たに注目されているのが
「遺伝子治療」「分子生物学治療」です。
人体の遺伝子の解読によって、
やがて臨床における大きな成果が期待されています。
これは「西洋医学」のミクロの世界からの
ガン治療のアプローチです。

一方、命はもっと複雑なものだとして
人間丸ごと=マクロの領域から
アプローチする中国医学など
代替療法の見直しも活発になりました。
いまや「ガンは情報戦!」です。

多くの患者と家族が病院や医師以上に、
新しい治療法の情報を集め、
活路をもとめているといえましょう。
もちろん、各国の医事法、薬事法で
治療には規制がありますが、
現実の病棟では、半数の人が健康食品や
漢方薬といった代替療法を併用しているという
調査も公表されています。
(2003年・厚生労働省研究班調査)

果たしてガン治療はこのままでいいのか?
海外では、患者本位のユニークな病院が
次々と建設されているというので、
「中西医結合医療」方式の
ユニークな病院を視察するために
中国・珠海市のまで行ってきました。


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2005年9月29日(木)

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