元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1130回
国境を越えて「病院」が変わる

果たしてガン治療はこのままでいいのか?
海外ではユニークな病院が
建設されているというので、
中国・珠海市のまで「中西医結合医療」方式の
病院の視察に行った話の続きです

さて、筆者は、手術をことわって、
抗ガン剤と放射線治療、
そして、いくつかの
漢方薬、食事療法などを併用する
西洋医学と中国医学の長所を
組み合わせた治療法で、
悪性の食道ガンの腫瘍の“消滅”を
はたした患者の一人です。
おかげで、元気に7年、
再発も転移もなくすごしています。

こうした西洋医学と
中国医学の長所を取り入れる
統合的な治療法を
中西医結合治療といいます。

僕は、こうした選択肢のひろい、
ゆったりとした治療法、
つまり、体に優しい、しなやかな健康法を、
いまは「スローヘルス」と名づけて推奨し、
ガンの患者会を組織して
全国にネットワークを広げているのですが、
先月、日本の統合医療の第一人者であり、
筆者の主治医である帯津良一博士と、
中国に「スローヘルス」な
ガン専門病院が出来ていると聞いて
視察に行ってまいりました。 

いま患者本位のスローヘルス病院革命
=ガン治療革命が、
これまでの枠を超え、
国境を越えて起こっているのです。

珠海・振国腫瘍康復医院といって、
経済開発区のメッカである珠海市の海岸に面した、
とても風景のよい場所にあります。
経営しているのは王振国さんという、
ガンの中西結合治療では
指導者的な存在の漢方医です。

このコラムの読者なら、天仙液という
漢方複合薬の開発者として知っているでしょう。
この複合薬については、
何度も触れてきましたので、
ここでは詳しくは触れませんが、
とくに末期ガンの患者に、
王医師の開発した漢方複合薬の
「大量投与療法」、
さらに漢方生薬成分を精製した
点滴液の「静脈注射療法」という
独特の治療法を施して、
多くの末期ガンの患者に
救いの手をさしのべているわけです。
(注・この注射療法も中国国内でしか許されないものです)

さて、病院入り口のロビーには
病院名ではなく「患者之家」と大書されていました。


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2005年9月30日(金)

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