元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1165回
衣食住ならぬ「医食財」

ただ、健康法を励行すればよいと
いうわけにはまいりません。
先立つものは、お金であり、
バランスのよい生活設計こそ
「健康のもと」となります。

いやむしろ、スローヘルスを、
より広範囲に応用すれば、
まさに「元気で長生き」の
ゆったり処世術の知恵となるのです。
では「スローヘルス」を
どう処世術として応用すればよいか?
この話の続きです

以下は、数年前の拙著
「こうすれば50歳から病気知らず」
(廣済堂出版)で書き下ろした
「スローヘルス式・賢い処世術」のさわりですが、
読んでいない人も多いと思いますので、
ぜひ参考にしてみてください。

「これまでひた走りになしてきた
 クイック、スピード、ファースト
 といった性急な処世術を
 180度転換しましょう。
 人生折り返し点からの後半生を
 いかにゆったりと過ごすか?
 己自身をしなやかに掴むか?
 いまや『元気で長生き』が芸のうちなのです
 医療費、保険料負担が増える一方で、
 イザというときに個人が
 受け取れる年金などは激減してくるからです。
 健康、生甲斐、仕事、家族、お金――
 まだまだ何が起こっても不思議はありません。
 転ばぬ先の杖として、
 いや、転んでもしなやかに起き上がる知恵袋として、
 この3つのスローヘルス養生訓を思い出してください」

 1・医養生のすすめ―― 50歳からは“養生が一番”
 2・食養生のすすめ―― 50歳からは“薬より食事”
 3・財養生のすすめ―― 50歳からは“若さに投資”

この長寿受難社会を元気で長生きするために、
この「スローヘルス処世術3原則」を心得ましょう。
長寿難病時代には衣食住より
「医」「食」「財」の大養生に備えよ――
これからのキーワードは
「医食財のスローヘルス」だと僕は考えています。
50歳以上が5000万人、
65歳以上が2500万人という長寿難病社会では、
自分のガン、自分の死、配偶者の介護、
家族の死、家族のガン、
病気、事故、体力衰弱、
老後の生活、自分の介護…などなど、
後半生には意想外の災難が待ち構えています。

とくに子育てや住宅ローンに追われて、
まだ財産らしきものが形をなしていない
30歳、40歳、50歳はどうすべきか? 
政府も企業もあてには出来ませんから、
己の才覚でお金を生み出していかねば、
そのストレスが嵩じて、
身も心も病気になりかねません。
でも、あきらめたり、あせったりしてはいけません。
これとて、発想を逆立ちさせて、
じっくり計画をたて直せばまだ間に合います。

「医」「食」「財」――3つのスローヘルス養生訓を
しっかりと組み立てましょう。
これからのキーワードは
「ゆったり、元気に、若返り」です。


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2005年11月4日(金)

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