元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1334回
食の基本は「身土不二」

先日、開かれた「春のスローヘルス研究会」では、
最後に恒例のビンゴゲームが開かれ、
東京スポーツの佐藤祐二さんが
上手に司会進行してくれたせいでしょう。
自然食品の景品を抱えて、
みなさん、うれしそうに帰っていかれました。
元気に長生き、ときめいて生きる・・・
スローヘルスの基本は、まずは、
自然なもの、有機のものを食べることから始まりますから、
景品も、以下のようなからだに優しい品々を精選しました。

●腸内環境の改善の
「乳酸菌生成エキス・ラクティス」※1 
●浦部農園の「古代米」※2
●玄米超微粒粉の健康飲料の「ブラックジンガー」※3
●月向農園の「完熟南高梅・熟成梅干し」※4
●自然海塩の「海の精」※5
●岩手の自然食品店・マグノリアの
有機玄米「馬米(うまい)・あきたこまち」※6

みなさんの中にも、いくつか愛用している人が多いと思いますが、
どれもこれも、からだのバランスを上手く図ってくれる、
健康の素、いわば、いのちのエネルギーを豊かにする自然食材です。
日ごろから、わが家でも愛用しているものばかりで、
どんな化学薬より、からだに優しく、
値段も安く上がるのが特徴だと、僕は思っています。

さて、ビンゴゲームは、数字が揃った人から、
早いもの勝ちで好きな景品を選んでもらうわけですが、
人間の心理って面白いものです。
まず、目方がドーンと重い、
2キロとか5キロの袋に入った玄米が品切れになるのですね。
今回も「馬米」という有機玄米から景品がなくなりました。

もちろん、目方が重いだけが人気の秘密ではないでしょう。
「馬で耕し、馬糞堆肥使用の田んぼで
有機減農薬栽培された」という
馬米の手作りへの信頼がもたらすものだと思います。。
重量感はもちろん、甘みがあります。
一粒一粒がしっかり大きく、
まさに「あま〜い」いや「うま〜い」食べ応えが十分なのです。

馬米について知りたい人は、岩手・一関で
自然食品店「マグノリア」を運営する、鈴木美感子さんの
ホームページを見ていただきたいのですが、
鈴木さんは昔、小学校の先生をやっておられて、
そのときの教え子である岩手県遠野市の
岩間敬さんが丹精込めて生産しているものです。※7
飼育する7頭の馬の糞と敷きワラの堆肥で作る、
いわば循環型農業ですが、
馬を通じて、現代人が忘れがちな、自然との共生、
自然の恵みのありがたさをかみ締めることも出来るわけです。

ちなみに、僕たちがすすめている、
マクロビオティック玄米菜食法の原則は4つあります。
(1) 一物全体食 野菜は根や皮を捨てずに食べる
(2) 身土不二  季節のもの、その土地に産するものを食べる
(3) 自然食品  農薬や食品添加物、防腐剤などを絶対に使わない
(4) 陰陽調和  中国古来の陰陽の原理に則って、
        食物摂取の調和をはかる
鈴木さんは「食生活アドバイザー」であり
「料理研究家」でもありますが、
こうした原則のうち、とくに、身土不二(しんどふじ)
=その土地に産するものを大切にしています。
いまも、日本のよき伝統が残る
岩手県の自然食材を集めては紹介しているわけですが、
その食の基本は「日高見料理」(ひだかみ)にある
と提唱しています。


※1 http://www.chitsu.co.jp/
※2 http://www3.ocn.ne.jp/~oriza/
※3 http://www.cigario.co.jp/
※4 http://www.minabe.net/
※5 http://www.uminosei.com/
※6 http://www.magnolia.jp/
※7 http://d.hatena.ne.jp/TakashiIwama/20060318


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2006年4月22日(土)

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