元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1389回
1に食事、2に気功・・・薬は最後

ガンの再発転移を防ぐには、
病院での検査や薬だけでは防げない、
とくに退院後の養生が延命のキーポイントです。
いまのマニュアル病院のシステムでは、
手術すれば終わり、
あとは抗ガン剤でも飲みなさいという処方しかないからです。
筆者やスローヘルス研究会メンバーの延命体験からいっても、
とくに呼吸法や軽い運動のほかに、
もっとも身近で、心身に優しい養生法は食事です。

大学病院の優秀な主治医といった人たちでも、
メスさばきの勉強はしてきたでしょうが、
いのちの基本である呼吸法や食事法、
それも日本人の自然風土にあった養生法など習っていない、
いや、こうしたものは治療法ではない、
エビデンス(立証性)の低い、
まやかしだと頭から否定する人が多いわけですから、
退院後の養生法とは、
患者と家族が自学自習設計=己のいのちは己で創るものなのです。

みなさんの中にも
朝の散歩や呼吸法を組み合わせて
軽く運動したり高たんぱく、高脂質の食品を控えて、
玄米菜食を取り入れて、
上手に心身のバランスを図り、
ガンの再発や転移を押さえている人もおられると思います。

筆者は「ガンを切らずに」退院後、足掛け8年、
マクロビオティック玄米菜食法を基礎とした、
食事法を励行していることは何度も書いてきました。
お陰で、やっとガンに負けない体質に転換できたようで
何度かの再発の危機をクリアしてきました。

スローヘルス延命学の基本は
「1に食事、2に気功・・・薬は最後」といった、
日本人らしい「養生の知恵」にあると、つくずく感じています。

さて、マクロビオティックといえば、
最近は、テレビや雑誌などマスコミにも紹介され、
「デトックス」(解毒)という
欧米直輸入のキーワードの流行と共に、
またぞろ、治病養生だけでなく、
健康美容への新しいアプローチとして注目を集めています。

簡単にいいますと、
マクロビオティック玄米菜食法とは、
西洋栄養学のように、
肉がカロリーがあるから食べろといったり、
大根にはジアスターゼがあるから食べろと、
食品の成分を分解してすすめるのではなく、
からだ全体を<陰陽のバランス>から見て、
摂取すべき食品の取り合わせの調和を図る、
いわばホーリズム=いのち全体のつながりを考える食思想です。


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2006年6月16日(金)

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