元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1398回
「悲しみ、希望、ときめき、前向き」の循環

「なぜ、気功や食事やこころの持ち方が自然治癒力を高めるか?」
「心のときめき」が自然治癒力を上げる
気功の達人でもある帯津良一医師の
講演の紹介の続きです。

         *

養生の要点というのは「心のときめきだ」と思います。
心がときめいてドキドキとするとき、
自然治癒力がグーと上がる気がするのです。
だからときめきは多い方が良いのです。
恋愛なんかを考える人がいますが、恋愛でも良いのです。
そうじゃなくて
もっと地道なことでも達成されると心はときめきます。
ときめきというのは自然治癒力と言うか
生命場のエネルギーの爆発です。ドーンと爆発するのです。

これはベルグソンというフランスの哲学者が
「生命の躍動」といっております。命が躍動するのです。 
生命場のエネルギーが爆発する、
爆発すると心がときめく、
心がときめくと生命場のエネルギーが爆発する。
鶏と卵の関係です。
どちらが先かわかりませんが、密接な関係があるんです。

私は「養生は爆発だ!」という本を書きました。
芸術は爆発であるという
岡本太郎さんのまねをしたのではないですが、
ときめきの爆発が何回か起こると、
人は自然と明るく前向きになってくるのです。

ですから、そうした明るさなら、
前向きとはもろいものではありません。
そうした患者さんは平然としているものです。

「腫瘍マーカーが上がりましたよ」と言っても、
「肺の影が少し大きくなりましたよ」と言っても
「そうですか」といって動揺しない人が多いものです。
また、そういう人が明るく、
前向きになっても、有頂天になることはありません。
必ず人生は悲しいものだという原点に戻るのです。

ですから、心の持ち方は循環しているのですね。
悲しい、希望、ときめき、明るい、前向き、そして悲しみと。
この循環がうまく回り始めると、
なんか非常に良い結果が現れてくると思います。
この循環をバランスよく回す方法として、
漢方薬や気功やホメオパシーといった、
療法があるのだという気がします。

心持ちの問題を心の持ち方でコントロールするのは、
なかなか難しいものですが、
そうしたことを心がけながら、
漢方薬とか、気功とか、ホメオパシーなどに親しんで取り組むと、
病気の治療にも良いし、
養生の効果が心ときめくように
上がってくるのが実感できるはずです。
自分の生命の「場のエネルギー」を高めることが、
とても大切だということが分かります。
これこそ、人間本来の医学であり、
西洋医学の限界を超える期待される医学なのです。
これからの「いのちの場の医学」であり、
「ガン治療」の大事なポイントだと思います。


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2006年6月25日(日)

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