元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1399回
スローヘルス患者学・「5つの発想法」

6月17日の午後、東京・お台場で、
スローヘルス研究会のメンバーによる市民講座、
「ガン患者とアンチエイジング〜ゆったり長生き! 
スローヘルス(創延命)患者学のすすめ」が開かれたことは、
何度もこのコラムで紹介しましたが、
開会に先立って、20分ほどメッセージを送りましたので、
その一部を披露させていただきます。
この長寿災難時代に、
悔いなき人生を送るにはどうしたらよいか?
ずばり「ガンの延命療法」に対する考え方の話です。

           *

【開会にあたって】
●ガン患者は壊れた機械ではない!
ゆったり長生き! スローヘルス(創延命)
患者学の「5つの発想法」  関根 進

いま、平均寿命が80歳を超えるという時代にも関わらず、
毎年32万人がガンで亡くなる、
ふたりに一人がガンに罹る――
という、じつに奇妙な長寿難病時代迎えています。

というわけで、
本日の講座は「ガン患者とアンチエイジング」という、
かなり深刻な内容ですが、
もっとも今日的な「いのちのテーマ」を、
みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
さて、ガン医学セミナーといいますと、
大抵が医師サイドや病院サイドからの講演が多いわけですが、
本日は、ずばり、患者サイド、患者学からのセミナーです。
いまの日本の社会で「私はガンです」と
名乗り出ることはなかなか勇気のいることですが、
僕たちスローヘルス研究会の
キャンサー・サバイバー(生還患者)のメンバーが、
勇を振るって出演していただけることになり、
ここに開催することが出来きました。

せっかくの機会ですので、
ただのガン体験発表会に終わることなく、
「治療法」「養生法」「処世観」の3つの側面から、
「ガン患者とアンチエイジング」というテーマで、
最新の延命療法について考えていきたいと思います。

まずは、「ガン患者とアンチエイジング」セミナーを始める前に、
これから一人一人が大切にしたい、
「ガン患者学・5つの新しい発想法」を提案しておきます。
●ガン患者学・5つの新しい発想法
(1)これからは一人一人が「患者学」を持つ時代だ
(2)なぜ「ガン患者学」が大切か?
(3)「スローヘルス」とは「創延命」の処世法だ
(4)「アンチエイジング」は「抗老化」、「スローエイジング」は「延老化」
(5)ガン患者は「ホリスティック医療」を実践しよう


この5つの「患者学発想法」をしっかりと持つことによって、
ガンというミステリアスな病気に克つ、
いや、上手く共生してゆったりと長生きしよう――
この新しい提案をしていきたいと思います。
「基調講演」と「パネルディスカッション」を始めるまえに、
スローヘルス患者学の「5つの新しい発想法」の個々について、
少し説明させていただきます。


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2006年6月26日(月)

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