元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1411回
夏こそ冷え対策が大切だ

スワッ! 食道ガン再発か?・・・と大慌てしたのが、
「冷えは万病のもと」「冷えは死に近づくもと」と気づいて、
なんとか、危機を脱した話の続きです。

前回の書きましたが、平熱が1℃下がっただけで、
免疫力が40%も下がるわけですから、
とくに中高年者が体調を崩したら、
すぐに病院に駆け込むだけでなく、
まず、からだを冷やすような生活をしていなかったかどうか?を
反省してみることが大切なのですね。
冷えは、ガンの再発はもとより、持病の悪化をもたらす・・・
寒い時だけでなく、夏の冷房に体をやられていないか?
こうした「冷え環境」対策を、
日々、こころすべき季節がきたのだなあと、
また僕は「ガンに教えられた」わけです。
ウソのように体の調子が戻ってきたのです。

人間って、ほんとうに懲りないように出来ていますから、
こんどのようなイエローカードを貰っても、
「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」で、すぐ調子を戻すと、
また、自堕落な生活に戻ってしまいます。
ですから、今回は、これから始まる猛暑と冷房の夏に向けての
「ガンが教えてくれた」警告だと反省することにしました。

ちなみに、冷えを体温の関係は図式化すると
以下のようになるそうです。
●36、5℃前後(平熱)=バランス力、免疫力旺盛。
●35、5℃(恒常的に続いた場合)=排泄機能低下、
●自律神経失調アレルギー症状出現など。
35、0℃=免疫力低下、ガンが最も増殖しやすい温度。

「冷えは万病のもと」です。
食生活、体質、自分にあった環境を作りましょう。
冷え対策として次のようなものがあります。

●入浴法としては、半身浴や脚湯。(最近流行の岩盤浴もよい)
●運動不足解消としてはウォーキングや体操、ストレッチなど
毎日できるものがおすすめです。
●お昼にチョイ寝をしてください。疲労回復にも繋がります。
●食事がもっとも大切です。
温かい物、旬の物、和食、などが冷え取り生活に適しています。
●短い5本指ソックスや
フットセラピーは足の冷えを解消させるためにはいいことです。
●気功法、整体アロマテラピーはストレスを取ってくれます。
●ハラマキや携帯カイロは夏の冷房の中では必需品です。
●具合が悪くて冷房の部屋で寝る時には、
湯たんぽも使いましょう。
深い眠りが得られるので冷えもスッキリするはずです。

人間には自分ら治ろうとする自然治癒力があります。
しかし、体が不調になると、体が冷え、そのパワーが落ちます。
冷えを予防し、持病を再発させたり
悪化させないためにも、
とくに、中年からは、日ごろから、
自律神経のはたらきをよくして、
血液循環や新陳代謝を活発にするような生活を心がけ、
体質を改善する努力が必要です。

強い冷房の中で、何時間もいることが、
まず病気の引き金になりますが、
さらに冷たいドリンクばかり飲み、
冷たいめん類や、フルーツばかり食べていては、
内臓が冷えてしまいます。
末端の血流も悪くします。
冷たいサラダよりは温野菜、
ジュースよりはスープにするなど
暑い夏こそ、温かいものをとるように心がけましょう。


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2006年7月8日(土)

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