元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1436回
フードファイトからスローヘルスへ

拙著・改訂増補版「しなやかな玄米菜食」が
8月1日から全国書店で発売となりました。

いまや便利の代償に命を失いかねない、
食の危機の時代だ!
玄米菜食がいかに優れたバランス食であるか?
そして、いかに、マクロビオティック玄米菜食法が
食べて出す=デトックス(毒だし法)の元祖であるか?
――「元気で長生き」「美しく若生き」の秘訣を、
詳しく改訂増補した増刷版ですが、
まだ、読んでいない方のために、
前書き・冒頭部分の紹介の続きです。

        *

ところで、筆者は60歳を前にして、
不運にも悪性の食道ガンに襲われました。
30代、40代の暴飲暴食、
肉食酒乱のツケが回ってきたわけです。
大学病院を退院した頃は、
とてもとても政府や監督官庁の
食料行政を批判する余裕などなく、
ひたすら額に冷や汗をかきながら
自力脱出に邁進したわけです。

しかし、人生、なにが幸いするかわかりませんね。
ガンになったがために、
暴飲暴食の僕が素直に食の堕落を反省し、
さらにガンをこじらせるであろう
食卓汚染を避けるために、
180度、食の発想、生活革命に転じる
キッカケを得たのです。

そのとき、脳腫瘍を玄米菜食で治そうとしている
女性から教わったのがマクロビオティックという
スローヘルスな食事法でした。
あしかけ5年の闘病生活の間、
酒、肉、動物性脂質、精白砂糖などを徹底的に避け、
マクロビオティックによる玄米菜食を欠かさず励行。
そのためにまさしく革命的な変化が
次々と心身に起こったわけです。

なんと体内の免疫力が高まり、
ガンを押さえ込む体質改善が図られたようなのです。
いまも快食・快眠・快便でしごく快調です。
ガンの再発も転移もありません。

さて、マクロビオティック食養生法とは、
おいおい本文で解説していきますが、
日本古来の伝統食や
中国古来の食思想を基にして、
宇宙自然の生命体との共存の中で
組み立てられた命の哲学です。
とうとう、マクロビオティックと遭遇したことで、
欧米風にいえば僕は「フードファイター」に変身し、
「フードギャンブル」に賭けたことになります。

食のファイターとか食のギャンブラーとは、
ファーストフードとか
スピードビジネスに対抗する姿勢とはいえ、
いかにも肉食の欧米人が好みそうな
攻撃的なキーワードですね。
しかし、本書でとりあげる
マクロビオティックという食哲学はスローヘルス。
しなやかで、患者にやさしい食の知恵
といったらよいものです。(略)

          *

以上が、拙著・改訂版「しなやかな玄米菜食」の
前書きの抜粋紹介ですが、
興味のある人は、直接、購入するか、
別掲で、サイン本プレゼントも行っていますので、
応募してみてください。


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2006年8月2日(水)

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