元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1448回
陰陽バランスって何?

僕と、岩手の食生活アドバイザーの
鈴木美感子さん(ペンネーム 鈴木博子)の
共著「ガンは食べて治す」(ぴいぷる社)
という本から紹介する、
「Q&A問答集=毎日楽しみながら出来る
「食養生法」のABC」の抜粋紹介の続きです。

 *

Q&A(5)どうも陰陽といわれてもつかみどころがない

【質問】どうも陰陽といわれてもつかみどころがない。
また、どの食材が陰でどれが陽か、
素人にはわかりづらいですが。
どうやって、これを判断して、
病気や料理に応用していくのでしょうか?
【答え】ちょっと、大きな話になりますが、
宇宙は遠心力と求心力、膨張と収縮といった
あい補うふたつの力が作用しあって作り出される、という
考えが基本にあります。

自然や人間の体にしても動きと静止、
プラスとマイナス、
さらに東洋で引用という考え方に立つ。
このふたつのバランスを保っていけば、
ものごとがうまくいくと考えたらよいでしょう。
食べものにも陰のエネルギーを出すもの、
陽のエネルギーを出すものがあって、
陰の体質の人や陰の食べものを摂りすぎている人は、
陽の食べものを取って、「バランス」を保つ・・・
これがマクロビオティックの
「食選びのモノサシ」と考えましょう。

【陽性の食べもの】
精製した塩、卵、肉、チーズ、魚、梅干し、
古式醸造の味噌、醤油など。

【比較的バランスのよい食べもの】
玄米など完全穀物、豆、根菜類、海藻、粗塩、
植物油・茶、青の土地で取れる果物、木の実、米飴など

【陰性の食べもの】
白米、冷凍・缶詰食品、乳製品、熱帯の果物・野菜、
砂糖、香料、アルコール、
防腐剤・着色料・殺虫剤などを含む食品、
精製油、麻薬、抗生物質など。

ですから、温帯地帯に住む日本人は
とくに陽性や陰性の強い食品は避けて、
バランスのよい玄米などの食べものを摂ればよい
ということになります。
料理の工夫は病気や健康状態
さらに個人差によって微妙に変わってきますが、
くわしくは、近くの講習会やマクロビオティックの
指導者に教わって覚えましょう。

 *

どうでしょうか?
共著「ガンは食べて治す」は5年も前に出た本ですが、
いま女性の間で話題になっている
デトックス(毒だし)体内浄化法の元になっている、
マクロビオティック玄米菜食法の食理論を、
とてもやさしく解説している本なのです。


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2006年8月14日(月)

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