元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1462回
続・新しい「いのち学」のかたち

これからのガン医学=いのち学のあり方は
どう変わっていくべきか? この話の続きです。
日本では、まだまだ遅れていますが、
やがて「からだ」「こころ」「いのち」のつながりを考える
ホリスティックな発想の研究が
各学問分野で総合的に進められるでしょう。

(1)医学のサイドから言えば、
手術・化学薬療法といった標準治療だけでなく、
漢方療法、呼吸療法、食事療法、
といった非通常治療も組み合わせること、

(2)心理学からいえば顕在意識だけでなく
夢や瞑想に現れる潜在意識の世界にも気づくこと、

(3)物理学や哲学の世界からいえば、
「いのち」とは三次元世界の論理だけでなく、
四次元、十次元といった多次元世界の論理で動くものであり、
細胞内のエネルギーが
宇宙・自然の生命エネルギーと共振していることを
柔軟に認めること――

目にみえない世界はまやかしだと決め付ける、
物心二元論に寄り添うガン医学は、
ますますその治療限界を露呈するでしょう。

しかし、一方では、闇雲に占術や神頼み、
神秘主義や精神主義に心酔させるような、
いかがわしい健康ビジネスも横行しますから、
これには注意してください。

ともあれ、哲学、物理学、心理学といった人間だから発揮できる
知性的パワーを駆使した
ホリスティックな「超生命理論」の研究は、
間違いなく、急速に進展しつつありますから、
その気になれば患者や家族も
「新発想の研究成果」をいくらでも勉強できる
ツーウエイの情報時代が到来しています。
くどいようですが、これからは、患者も
独自の「患者学」を持つべき時代です。

数十万年にわたる人類の延命・進化の過程から見ても、
ただの「物質」が偶然に生き延びてきたわけではありません。
人間のいのちとは、4次元、いや10次元、11次元の
高次元の宇宙生命システムの中心から発信される
大いなる精神エネルギーの流れの中にある、
いや身体や細胞とはそれを宿す器であり、
哲学者ベルクソンの説のように、
人類の知性はその根源的超意識のエネルギーを感受して、
いのちの危機を克服して進化を遂げてきた――、
このように理解すると生命の謎が解けてくる、
そうした異次元領域の研究は
これからますます盛んになると考えます。

ま、高次元の生命論に深入りするのは本旨ではありませんが、
いまは「アセンション」(次元上昇)といった
多次元交流のキーワードも流行する混迷の時代ですので、
ガンにしてもただ現実の治療限界を嘆くのではなく、
より高次元発想で、“いのち再生”の答えを探ることは、
かえって患者の対応を柔軟にさせ、
難題解決の希望をもたらすケースが増えてくると考えます。

話を、現実のガン治療に戻しましょう。
もしガンになったら「仕事優先から養生優先に!」、
生活パターンを切り替える決断が大切です。
「仕事の合間に養生するのではなく、
養生の合間に仕事をすることが
元気で長生きのコツ」と実践している、
80歳の病気知らずの先輩がいますが、
こうした柔軟発想こそ「高次元のいのち学」の知恵でしょう。
大病院などでは必ず無視される、
瞑想法、呼吸法、食事法、伝統療法といった「養生実践」を
日々、積極的に果たして、わが身に創造的延命術を取り入れる――
こうしたホリスティックな柔軟発想、
自由闊達な知性バランスの発揚が「己のいのちは己で掴む」とする
創造的延命学=スローヘルス患者学・習得の
真髄だと思ってください。


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2006年8月28日(月)

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