元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1561回
新しい「いのち学のかたち」とは?

12月10日発行の
新刊拙著「ガン延命学新書
〜希望こそ良薬 あきらめは毒薬〜」

(関根進・著 書斎屋・刊 定価900円・税送込)に
たくさんの問い合わせを有難うございます。
すでに【まえがき・メッセージ】の紹介の続きです。

                *

●新しい「いのち学のかたち」とは?
ところが皮肉なことですが、
ガン病棟では手術や抗ガン剤という荒治療の間隙を縫って、
漢方やサプリメントといった代替療法を併用。
なんとか、いのち永らえようとする患者が
激増しているではありませんか? 

また美容やストレス解消、病気予防法としても、
気功やヨガ、玄米菜食法はもちろん、
アロマセラピー(芳香療法)やフィトセラピー(植物療法)
さらにメディテーション(瞑想療法)など、
ヒーリングセラピーといわれるものが、
とくに女性の間で大流行しています。

「治し」(treatment therapy)から
「癒し」(healing therapy)へ――
より人間らしい「いのち学」への期待が、
この長寿難病時代に渦巻いている。
ずばり、大病院の医師より、
いま患者が「新たないのち学」に気づき始めたのです。
治しの「治」も、癒しの「癒」も語源的には
道具を使って治すという意味ですが、
「愈」には「心」がついているからではないでしょうか? 

というわけで、より人間らしい癒しの療法の発想学として、
ますます期待を集めているのが、体だけでなく、
こころもいのちも丸ごとみるホリスティック医学ですが、
本書は、この癒しの医学=いのちの発想学を基礎にした
“温かくて和やかな療法”を「スローヘルス延命学」と
命名して書き下ろしたものです。

少しでも、多くの患者と家族のみなさんの
差し迫った疑問に答えられるように、
「5つのなぜ」と「51の答え」というシンプルな形式で
分かり易く構成したつもりです。
私事になりますが、筆者は「ガンを切らずに8年」――、
いわば、錯綜する「運と縁」の網の目をくぐって、
なんとか、いのち永らえた患者の一人です。
もちろん、本書は、筆者のささやかな闘病体験だけでなく、
1年、3年、5年、10年、15年と生還してきた
患者さんの「ホリスティックな治療法」
「スローヘルスな処世術」の知恵も総集。
あえて、大病院では無視されがちな
治療法、養生法、死生観についても、
多くの実例を挙げながらチェックしました。
患者本位の「いのち学のかたち」=
「創るガン患者学」「高次元の延命学」の理論と
実践を解き起こした、
本邦初の偽らざる『ガン患者学』の先見書と思ってください。

これまでのガン治療に疑問と不安を抱いた方々は、
ぜひ一気に読み進んで、長寿災難時代の
新しい人生再設計読本として読んで頂きたいと思います。
ベッドの上でも、電車の中でも、トイレの中でも、
気軽に読めるポケット版新書です。
心のマッサージ読本として、じっくりと、
ゆったりと読んでいただきたいと願っております。
なお、巻末付録にはイザというときに役立つ
「保存版/いのちの手帖」=(1)いのちの情報手帖
(2)いのちの患者手帖
(3)いのちの家計簿=をつけました。
患者のみなさんに勇気と希望をもたらす実用手帖ですから、
上手に活用して新しい「ガン延命学」を習得してください。

スローヘルス研究会会長 季刊「いのちの手帖」編集長
中国・長春中医学院大学名誉教授     関根 進


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2006年12月5日(火)

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