元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1569回
病院選び、医師選びのコツ

発売中の拙著「ガン延命学
〜希望こそ良薬 あきらめは毒薬〜」の3大巻末付録のうち、
「ガンと宣告されたとき」、
また「ガン再発転移が宣告されたとき」
さらに「もう治療法はありません。余命3ヶ月ですと
宣告されたとき」・・・
とにかく、あわてずに、かつ敏速に、
自分に合った医師と病院を探す手立てをつかむための
必携手帖が、『もしガンを宣告されたら
「いのちの情報手帖」』という【付録(1)】です。

とくに、医師と病院の基本情報を知るホームページガイドが、
●症例や治療のガン基本情報を知るホームページ
●病院を知る、病院を選ぶためのホームページ
の項目です。前回までに、
その情報の一部を紹介してきましたが、このほか、
●ホリスティック医療や
代替療法の主な推進団体のホームページ
●ホリスティック医療の病院&医師のホームページ
●食事療法、自然食品店、レストランのホームページ
●スローヘルスな自然農法、健康食品、養生法のホームページ
●ホリスティックな針灸院&気功教室&漢方相談
といった、患者と家族が、納得できる治療設計、
人生設計をするときのサポートになる
情報を網羅しました。
筆者ないしスローヘルス研究会のメンバーが
体験的にチェックした上で、
精選した70箇所を収録したものです。
ぜひ、一人でも多くの患者さんの
座右の書として活用していただきたいと願っています。

もちろん、治療選択、病院選び、医師選びのコツについては、
本文で具体的な事例を挙げて解説していますので
合わせて読んでください。

病院選び、医師選びのコツについては、
「病院の言いなりになることが
QOL(いのちの質)治療ではありません」
本文「第7則」の項目で詳しく書きましたので、
紹介してきましょう。

           *

最近、医療界の流行語のように
「QOLを大切にする治療」が持て囃され、
大学病院の医師たちからも声高に叫ばれるようになりました。
これは患者と家族にとって、とても有難いことです。
もう、多くの人がご存知でしょうが、
QOLとは、Quality of Life の略で、
「いのちの質」「生活の質」「人生の質」などと訳されます。
人が人として有意義に生きるにはどうしたらよいか、
というテーマ全般を指しています。

しかし、よく聞いていると、
まだまだ医師が考える「いのちの質」と
患者が期待する「いのちの質」は
大きくかけ離れているようです。 
多くのブラックジャックと呼ばれる
名外科医の考えるQOLとは、
ただ「手術を軽く済ますこと」と
誤解している節があるからです。
先日も、ある消化器系の外科医のQOLの講演を聴いたのですが、
「直腸ガンの手術も、まわりのリンパ節まで切ると
自律神経を損傷し、排尿障害や勃起不全を起こしかねません。
人工肛門の技術も進歩してきましたが、
出来ることなら避けたいものです。
ですから、手術の前に放射線や抗ガン剤で、
リンパ節転移を防ぎ、
さらに直腸の腫瘍を小さくしてから手術をする・・・
これがQOLを大事にした治療です」と、
自慢げに話していました。


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2006年12月13日(水)

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