元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1607回
助けられたり、助けたり

スローヘルス(温和療法)の輪が、
国境を超えて、世界に広がっているのは、
とても嬉しいことだと書いてきましたが、
もちろん、国内の患者や家族のみなさんからも
ホットなメッセージをたくさん頂いていますので、
この機会に、最近いただいた読者メールを
一挙に紹介させていただきたいと思います。
読むと、きっと勇気と希望がもらえると思うからです。

「すっかりご無沙汰しております。
胃癌で全摘した、京都のHです。
「ガン延命学」「いのちの手帖」を
贈っていただきありがとうございます。
思いもよらない素敵なプレゼントに、
大変喜んでおります。

主治医からは再発必死、
5年生存率は3人に1人~5人に1人と言われながらも
術後3年半が過ぎました。
しかも術後の抗癌剤も飲まず。
食事や生活を見直して
関根流でゆったりと過ごしております。

これも、術後すぐに、関根さんのホームーページや
ご本を読んで情報を得たり
スローヘルス研究会のセミナーに
出席させていただけたからだと思っています。
贈っていただいたご本を参考に術後4年、5年を目指します。
まだまだ本格的な寒波はこれからだと思われます。
ご夫婦共々お身体ご自愛なさって、
これからもご活躍下さい。
まずはお礼申し上げます」

このメールの主は、3年ほど前に、
わざわざ京都から直行バスに乗って上京。
2回にわたって研究会に参加してくれた
京都伏見の男性ですが、
僕たちのスローヘルスな発想に賛同してくれて、
胃ガンを上手に克服、4年目を過ごされているようで、
戦友の一人として、いつも心励まされる方の一人です。

「いのちの手帖」を受け取ったお礼に
Kさんからは、次のようなメールも来ました。
「この度は新書を贈呈いただき、
ありがとうございます。
お店におかせていただき、
お客様に読んでいただこうと思います。

私は寝具店を経営していますが、
岩盤浴、温浴なども営業しております。
お客様で、癌で来る方もおります
その方たちにも読んでもらえればと思っております。
大事に読ませていただきます。ありがとうございました」


一口にスローヘルスなガン養生といっても、
日々持続することは
なかなか難しいことですが、
ぜひ、多くの患者さんが連携しながら
5年生存率クリアはもちろん、
元気に長生きしていただきたいと祈念しています。
こうした励ましやお礼のメールを貰うたびに、
小さな雑誌でも、刊行してよかった、
次号はもっと充実した内容を届けようと、
こちらも元気がもらえるものなのです。

助けられたり助けたり・・・
「いのちの手帖」は、そうした患者と家族の
癒しの広場=心のマッサージマガジンにしたいと
考えているわけです。


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2007年1月20日(土)

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