元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1656回
邱永漢さんの「いのちの金言名句」

「いのちの手帖」第3号・春夏特大号が出来ました。
患者やご家族のみなさんに執筆していただいた
エッセイ企画は以下の3大特集です。

特集1 病院で聞けないホントの話
特集2 体にいいことしてますか?
特集3 明日を見つめて!ガンが教えてくれたこと


まさに、病院では聞けない、医師にも相談できない、
どれも、心の深奥にふれたエッセイばかりですから
患者さんはもちろん、家族のみなさんもぜひ読んで、
参考にしていただきたいと思います。
また著名作家の先生、ジャーナリストのみなさん、
患者や家族の方々、そして愛読者のみなさんから、
たくさんの寄稿をいただき、またまた16ページ増。
本号は140ページの特大号でお届けいたします。

もちろん、このHIQの主宰者である
邱永漢先生からも
連載「いのちの金言名句」の原稿をいただきました。
今月、30日に83歳の誕生日を迎えられますが、
ますます矍鑠(かくしゃく)として、
国際舞台で八面六臂の大活躍をされておられることは
みなさんご存知のとおりです。

日本の経済ウオッチャーの多くが「中国は崩壊する」と
否定的な予測を掲げる中で、ただ一人、
「中国の経済の発展は中国の香港化からはじまる」と宣言。
誰よりも早く、その急成長を予言したのは20年前でした。
この先見の明にしたがって、
お金を運用した人は、きっと、ひそかに資産を増やしたはずです。
僕も、中国株投資はやっておりますが、
大抵、2倍から10倍近くに株価が上がったはずです。

先日の2・28の世界同時株安のときは、
日本の新聞はこぞって
「中国経済・バブル崩壊」と大騒ぎしました。
しかし、経済の流れは止まらず、
中国に渦巻くお金の勢いは、まだまだ序曲なのだろう・・・
と僕は思っています。
この経済の中長期展望を持って、
20年前、10年前から投資している人なら、
「2・28 株安」も、右顧左眄するほどの変動ではないと
思ったはずです。
もちろん、株は魔物です。
どの国の経済には変動など付きものです。
しかし、
じっと我慢を繰り返すことも資産倍増のコツというわけです。

さて、「いのちの手帖」で、好評の
邱永漢さんの「金言名句」――ですが、
いま発売の第3号では「健康五原則――
年をとってから事業に失敗しない」
という特別寄稿をいただきました。
「過去から将来を見るのではなくて、
将来を予想して将来に投資するのでなければ、
うまく時代の波に乗ることができません」
と、邱さんは80歳を超えて、ますます起業心旺盛。
顔艶ぴかぴかで、意気軒昂です。
最近では「お金の神様」の愛称に加えて、
「いのちの神様」と名称を変えても良いような活躍ぶりなのです。

というわけで、
今回のエッセイは「お金といのち」に関わる金言名句ですから、
ぜひ、熟読玩味して、
これからの心の滋養にしていただきたいと思います。

             *

【特別寄稿】 邱永漢の「金言名句」
健康五原則――年をとってから事業に失敗しない

長生きすることがはたしてそんなよいことかどうか
私には自信が持てないが、長生きが時代の傾向になっているし、
私自身も、死なない限り、
かなりの年まで生きることになりそうだから、
長生きする以上、生きている間、あまり身体が不自由になったり
頭がボケたりしないように心がける必要がある。
その手立てとして、
私が考えていることが五つばかりある――


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2007年3月10日(土)

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