元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1657回
続・邱永漢さんの「いのちの金言名句」

いま発売中の「いのちの手帖」第3号に掲載されている
邱永漢さんの「金言名句」の話の続きです。

        *

【特別寄稿】 邱永漢の「金言名句」
健康五原則――年をとってから事業に失敗しない

長生きすることがはたしてそんなよいことかどうか
私には自信が持てないが、長生きが時代の傾向になっているし、
私自身も、死なない限り、
かなりの年まで生きることになりそうだから、
長生きする以上、生きている間、あまり身体が不自由になったり
頭がボケたりしないように心がける必要がある。
その手立てとして、
私が考えていることが五つばかりある――、(略)、

第一は適度に不養生であること。俗に「医者の不養生」というが、
患者に摂生を強制する医者が大酒を飲んだり、
徹夜マージャンをしたりしている。
これは理にかなっているばかりでなく、大切なことでもある。
どうしてかというと、
「酒も飲まず、煙草ものまず、夜ふかもしない」ような
生まじめな生活をしている人が病気でもしようものなら、
コロリと行ってしまうほかないけれども、
不断から不摂生をしていると、
病気のたびに一つずつ不摂生をやめて行けば、
まだ相当持つからである。
不摂生といってもアル中になるほど大酒にひたるとか、
公害の街の空気よりひどい
煙草の中にうずくまっているのでは困るが・・・・・。(略)

                  *

こんな書き出しで、いかにも、お金もいのちも、
自在に操ってきた邱さんらしい、含蓄のある
金言名句と思いませんか?
第一は適度に不養生であること。
第二は、適当に病気を持っていること。
第三は、あまり薬を飲まないで、
なるべくふだん食べる料理で調整すること
第四は、年をとってから、
お金に困らないように老後の設計をしておくこと
第五は、中年以降になって事業に失敗しないこと――、と
邱永漢流の「健康五原則」を上げています。

圧巻は、第五は、
中年以降になって事業に失敗しないこと――の項目です。
「仕事が思わしくなくなると、
ストレスに影響して、忽ちあちこちに故障が続出して
病院にかけこむことになる」からだそうです。
詳しくは「いのちの手帖」第3号を
手にとって読んで欲しいのですが、
みなさんの周りにも、思い当たる人はいないでしょうか?
僕も周りにも、事業の失敗や莫大な借金、倒産などの
ストレスでガンになった社長さんもいます。

というわけで、今回のエッセイは
「お金といのち」に関わる金言名句ですから、
ぜひ、熟読玩味して、
これからの心の滋養にしていただきたいと思います。
ちょっとした総合誌や文芸誌でも読めない内容を
満載しておりますので、
興味のある方はぜひ、熟読玩味していただき、
「いのちのエネルギー」を感受し、
おおいに、トキメキの日々を過ごす、
心の糧としていただきたいと思います。

◆季刊「いのちの手帖」第3号の購入方法◆
なお、本号は、定価800円(税送込)の直販方式の雑誌で
一般書店では販売しませんので、
購入希望の方は、お手数でも、
以下宛、メールか、FAXにてお問い合わせ下さい。

〒164-0001
東京都中野区中野2−28−1 プロスペア中野604
スローヘルス研究会編集部<(有)書斎屋・気付>
●FAX 03−5385−1649
●メールアドレス <sekine@9393.co.jp>
折り返し、スローヘルス研究会編集部より、
購入方法をお知らせいたします。

*もちろん、このHIQの中に、邱永漢さんが選んだ、
自作や古今の
「金言名句」が額入りで注文できる特設コーナーもあります。
こちらもじっくり読むことをお勧めします。


←前回記事へ

2007年3月11日(日)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ