元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1808回
「ガン5年生存」とて、安心できない

もし、ガン再発でも「一本勝ち」は狙わない――、
体を温める養生法なら、
よいと持ったら何でも試して再発の危機を乗り切ってきた――
4年ほど前に、ビワの葉温灸器もただ当てるだけでなく、
耳の穴にあてがったことがある――、
昔、このコラムで書いたことのある
ガン再発不安を乗り切るための養生法の話の続きです。

「どうやら、頭部に溜まった悪液が、
上顎のヘルペスとなって排毒し、
免疫力低下の危険信号を送っていたらしいのです。
メール仲間からは、僕流のガン再発撃退の
『穴責め療法』を笑われましたが、
結果よければすべてよしです。

早速、こうした手当法をいつも教えてくれている、
マクロビオティック食養指導者の
山村慎一郎さんに電話で確かめて見ました。
『古来の望診法では、耳は腎臓と微妙な関係があります。
腎臓が悪い人、免疫力の下がった人には、
耳の穴にショウガの液を少々たらす手当法があります。
関根さんも、血行が悪くなって免疫力が落ちて、
頭に水が溜まったり、
口の粘膜にヘルペスが出たのでしょうから、
耳の穴にビワの葉温灸器をあてたのは正解かもしれません』
これは、僕の体験上のデータですので、
かくとはいえませんが・・・」

こんなことをいったら、大学病院では失笑を買うのでしょうが、
洋の東西を問わず伝統的な養生法の中には、
科学でも割り切れないパワーを秘めているもののあるようです。
もちろん、いかがわしいと思ったら、
これは読み飛ばしてください。

いずれにしても、再発ガンの場合は、
無用の化学劇薬を満身に浴びて、苦しみながら死を急ぐのは、
自然の理、本来のいのちの哲学にも反していると思います。
敬愛する土屋繁裕先生が遺した言葉のように、
「焦らず、慌てず、諦めないで、
がんばり過ぎない」これが大原則でしょう。

ともあれ、ガンの患者さんで、
6月ごろに風邪を引いて猛暑の季節に再発、
いや亡くなったり、11月ごろ風邪を引いて、
厳冬の一月、2月ころに亡くなる人が多い気がします。

さらに、ガンには5年生存率といって、
治療後、5年過ぎて再発が見られなければ、
まず安心といわれます。
しかし、完治というわけではありません。
風邪などを引いてからだの免疫力が下がれば、
ガン細胞は、またしても活発となり、
弱い臓器を狙い打つことになります。

これまた、僕の回りで見た体験上のことですが、
5年生存率をクリアした人でも、
どうも、9年目、10年目くらいになって油断すると、
体に衰えが見えてきたり、
風邪を引いて再発する、
亡くなるケースも多いのです。

ガンの再発を心配している人も、
再発が発見された人も、
「からだを冷やさない。風邪を引かない」
「焦らず、慌てず、諦めない。
がんばり過ぎないで、免疫パワーを挙げる」
この誰にでも分かる
「いのちの基本原則」を忘れないようにしましょう。
温かくて和やかなスローヘルスな養生法で、
ガンをなだめすかしながら上手に共生していきましょう。
必ず、生きる希望が湧いてくるはずです。


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2007年8月9日(木)

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