元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1863回
「大出血! 男なら卒倒してしまう」

いま発売中の「いのちの手帖」第4号の20ページ巻頭対談=
逸見晴恵さん VS イディス・シーさんによる
「●ときめき対談● 子宮ガン、乳ガンを超えて――
もっと、わくわく、 もっと、輝いて・・・
〜この10年は”生きがい探し”の旅でした〜」の
「子宮頸ガン・円錐切除手術後の大出血」
という章の内容紹介の続きです

イディス・シーさんは子宮頸ガンの円錐切除手術を受けて
退院後、一ヶ月ほどして、
手術痕から血が止まらなくて大出血したという話ですが、
逸見晴恵さんも「じつは私も大出血したんですよ」というのです。

          *

司会:出血してしまったら、その後はどうなるんですか?

逸見:私の場合は、凝固するまで待ってことなきを得ました。
でもシーさんの場合は大変みたいですね。

シー:逸見さんの手術の場合、
入院してしばらく病院にいたのでしょうけれど、
アメリカの場合、円錐切除手術が終わると
もう1〜2日で帰されるのです。

逸見:なるほどね、だから大量にバッと出血した。

シー:退院一ヶ月後に大量出血して、
その時はあまり危険性みたいなことは分からなかったのです。
手術の傷口がどうかということよりも、
生理があったのかなあとか思ったのです。
でも血というよりも大量な固まりがドッと出たのであわてました。

逸見:お産のときみたいにボッと出るんですよ。
さわるとグニュグニュで、ほんとうに、ビックリしますね。

シー:その時は大変なことだと自覚しなかったのですが、
とりあえず、電話で症状を主治医に相談したんですね。
私の話し方が、まだ元気だったから、
医師もたいしたことはないと思ったのでしょう。
じゃ、ちょっと病院に来てくださいという、
軽い口ぶりで言われたので、
自分で車を運転して病院に行ったんです。
ところが、病院に向かった時には出血が止まらなくて、
車の中は血の海になってしまったのです。
びっくりしました。

司会・・そのとき、ご主人はどこかに出かけていたのですか?
(と、同席していたシーさんの夫のルー(盧繼徽)さんに聞く)

ルー:ごめんなさい。
あのときはすまないと思っています。
僕は仕事の都合で
アメリカから台湾へ帰ってしまったあとだったのです。
妻にはほんとうに辛い思いをさせました。

シー:大出血の直前に主人がいなかったので余計に不安でした。

司会:それはルーさんが悪いですね(笑い)。
でも、とにかくよかった。
紙一重といいますか、
危機一髪で、よくそんな危険な状態から助かりましたね。

シー:一瞬の出来事でした。
でも、そんなに危険な状況だったのに、
幸運にも死なないで済んだのです。
もしも病院到着が5分でも遅れていたら、
多量出血で死んでいたかも知れなかった。
ちゃんと、神様が守ってくださったのかも知れないと思います。
こうして今、生きていられるのだから。

逸見:男の人だったら卒倒しちゃうと思いますよ。

          *

ほんとうに女性のガンは治療も大変なのですね。


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2007年10月3日(水)

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